ギルドスレッド
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泪雨
ははっ、確かにな。つぶのあの食感は、どうにも無口になっちまう。
なら、今度何か買ってくるときはこしあんにするかね。
(そんな事を言いながら、合間に水羊羹を一匙ずつ口に運ぶ。
途中、蜻蛉の言葉に苦笑を零して)
あのな、別におっさんは人嫌いって訳じゃねぇぞ? ……それと、奥手でもねぇ。(やや渋面で付け足す)
単に――……今の暮らしに満足してるってだけだ。
店にいりゃぁ色々な客が来るし、飲み歩きゃぁそこでも色々なやつに会う。
俺の知らねぇどこかの話を聞いて、気が合えば店を渡って飲み明かして……そういう付き合いの方が、俺には合ってるんだろうぜ。
(空になった水羊羹の器を盆に戻す。コトン、と小さな音が響いた)
だから、嬢ちゃんがどこから来たかってのも、特に気にならねぇさ。
お前さんはお前さんで、今こうやって話ができる。そんだけわかってりゃぁ充分だ。
……それから、実は寂しがり屋だって事も、な。
(――寂しいから、ついこんなおっさんをからかいたくなるんだろ。
そう、自分に言い聞かせるように続けかけた言葉を、笑顔の下に呑み込んで)
っと、そうだな。……ありがとよ。(片手を伸ばして花火を受け取る)
なら、今度何か買ってくるときはこしあんにするかね。
(そんな事を言いながら、合間に水羊羹を一匙ずつ口に運ぶ。
途中、蜻蛉の言葉に苦笑を零して)
あのな、別におっさんは人嫌いって訳じゃねぇぞ? ……それと、奥手でもねぇ。(やや渋面で付け足す)
単に――……今の暮らしに満足してるってだけだ。
店にいりゃぁ色々な客が来るし、飲み歩きゃぁそこでも色々なやつに会う。
俺の知らねぇどこかの話を聞いて、気が合えば店を渡って飲み明かして……そういう付き合いの方が、俺には合ってるんだろうぜ。
(空になった水羊羹の器を盆に戻す。コトン、と小さな音が響いた)
だから、嬢ちゃんがどこから来たかってのも、特に気にならねぇさ。
お前さんはお前さんで、今こうやって話ができる。そんだけわかってりゃぁ充分だ。
……それから、実は寂しがり屋だって事も、な。
(――寂しいから、ついこんなおっさんをからかいたくなるんだろ。
そう、自分に言い聞かせるように続けかけた言葉を、笑顔の下に呑み込んで)
っと、そうだな。……ありがとよ。(片手を伸ばして花火を受け取る)
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夜風が風鈴を揺らし、チリンと鳴った。
夏の終わりを告げるように──…。
いつものように縁側に腰掛けて、待ち人が来るのを待つ。
庭に小さな蝋燭、手元には幾つかの手持ち花火、そして…線香花火を用意して。
「日が陰るんが、はよおなった…日中はまだ暑いけど。夏も…逝ってしまうのやろか。」
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イベントシナリオ:「まじない花火と空模様」相談場所
十夜さんと。