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ニューズ・バーバー

街角の記憶:


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「成る程ね。つまりこう言いたい訳だ。
『サーカス自体が魔種かは断言しかねるが、事件には魔種が関わっていると思われる』。
 まぁ、ストレートに考えるなら全く無関係って訳でもねぇだろうがな」
「そういう理解の仕方しか出来ねーので、話が遅くてすまねーです」と頭を下げたざんげにレオンは笑う。
「まぁ、そう簡単に話が済むとは思ってねぇよ。
 神託ってのがそんなに便利なら最初から苦労はねぇし、ローレットも不要だ。
 それにオマエが確認している間にこっちも幾つか事件を解決して――話の流れは掴んでる」
「……どういう事でごぜーます?」
「一連の猟奇事件の下手人がおかしな事を言ってんだよな。
『神の声を聞いた』だの『衝動がどうこうだの』。『原罪の呼び声』ってのと一致するだろ。
 元から頭のおかしい殺人鬼は兎も角、美人三姉妹の神のお声はまったくもってそれらしい。
 うちの連中が上手くやったお陰だ。水先案内人(オマエ)としても嬉しかろうよ。
 まぁ、兎に角。ほぼ断定だ。オマエの話とこっちの話で、犯人は魔種野郎だってな。
 サーカスが白か黒かは知らんが、取り敢えず排除すべき対象なのは間違いない。
 これで事件と何の因果関係も無かったら土下座して詫びても足りねぇが、まずねぇよ」
「レオンの勘、でごぜーます?」
「その通り」
「成る程、じゃあ多分当たってると思います」
 頷いたざんげはレオンの言葉に納得したようだった。
 魔種が大規模な活動をする事はこの二十年にも無かった出来事である。ローレット設立以降、レオンは常にその相手を警戒していたが、それが現実のものになったのは今回が初めてである。大規模召喚が世界の悪足掻きだとするならば、加速し始めたこの流れはそう簡単に止まる事は無いだろう。
「この後、ローレットはどう動くのです?」
「まぁ、プランは無くはない。戦力強化や準備もしてる。
 だが……まぁ、正直いい手は無いな。
 選択肢が足りないと言うか、サーカスは国王のお気に入りだ。
 このクソ国で逆転打を打とうとするなら、多少の問題は避け得ないが、国王はまずい。
 ……俺の読み通りなら、その内事態は動く筈だ。無論、悪い方向にだが、そこからやっと打つ手が増える。
 ま、上手くいくかどうかは分からん。取り敢えず思い切る意味でも確信が欲しいのは山々だ。
 サーカスに絞ってくれてもいい。何とか連中が魔種であるって結論を頂ければ、こっちとしては捗るね」

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