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ニューズ・バーバー

街角の記憶:


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 まぁ、これが初めての事態だとして。それを前提にした時、考えられる可能性は何だと思うね」
「まず、『変異』。現象自体が変わった場合。これまではこうでなく、今回からこうなった。
 その場合はもしかしたら、当事者の意識にはない受動的な変化かもね」
 プルーの言葉をショウが継ぐ。
「次に『意識』だな。この事態を起こしている何者かが居るとするなら、ソイツが本気になったって事。
 こちらは能動的な目的意識や悪意を帯びているかも知れない」
「どちらだと思うね」
「そりゃあ」と言葉を揃えかけたプルーとショウに代わってユリーカが言い切った。
「悪い奴が居るに決まっているのです!」
 ユリーカの言葉は酷く感情的なものだったが、同時にある種の正鵠も射抜いていた。
 一連の事件は自然発生するには余りにもドス黒い。タールのように煮詰めた悪意は高度な知性と意志を感じさせる志向的な邪悪そのものだ。所詮勘に過ぎないが、レオン以下二名も自身の直感を現時点で疑っていない。
「生憎と俺も余り遭遇した事はないがね。今回の事件は『魔種』絡みの可能性を疑ってる。
 連中が帯びる『原罪の呼び声(クリミナル・オファー)』は魔種を増やす副産物に狂気を伝播させるって聞くからな。
 まぁ、実際の所、魔種がゴロゴロしてるとは考え難い。魔種化と狂気感染は別レベルの適性が必要なんだろうがね。
 何れにせよ、何らか力のある魔種が『本気』になって力を解放している、何てストーリーは納得がいかないかい」
「……………」
「……いよいよ、って感じか」
 無言のプルー、苦笑のショウ。恐らくは考えた所は一緒だろう。
 一先ず最も疑いが濃いのは言わずと知れたサーカスだ。連中が仮に魔種ならば、その拡散力は極めて高い。
 原罪の呼び声の仕組みは分からないが、もし。感染した誰かがキャリアーとなり、その呪いを周囲にばら撒くのだとすれば。
 嗚呼――『国中から評判を聞きつけた観客がサーカスに会いに来ているではないか』。

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