「クスリの類は嫌いでね」

まったく嫌な連中だぜ
天義の坊主共も大概だけれど今度の奴らはもっとだな

さて、二手に分かれる作戦で俺は面会組
厄介なのは出される聖餐だね
赤色はイコルのものだと疑ってる

普通の時間に確りと食事をとってから行くことにしたよ
満腹であれば断りやすいし嘘にもならない
詳しくは貴道の口上に合わせるね
最悪の場合は後で吐く

トマスとのコンタクトの本命はエクスマリアのテレパシーとリーディング
俺は一見して当たり障りのない面会をしてるように適当にお話をしよう

「貴方が仰るならアドラステイアは本当に素晴らしい都市のようですね」

応答を続けながらエクスマリアの合図を待つ
陽動が成功して、トマスが脱出を決心したその時が来たら直ぐ動く

副行動の零域から距離に応じたスキルで監視役の聖銃士を攻撃
ここからは時間が惜しい
ガキだからといって遠慮はしないよ
一瞬でトドメを刺すつもりでやる

「ああ、すっきりした」

トマスには目立って欲しくないので着替えさせたい
倒した監視役の聖銃士のものがいい
サイズが合わなくても適当に羽織ってもらおうか

共に門に向けて移動
ルートは陽動の成果に応じてなるべく戦闘を避けられるように選択
騒動の中では俺達客人と聖銃士を装ったトマスなど目に入りにくいと期待
呼び止められたら問答無用で即排除

聖獣にはドリームシアターで対応
派手に応戦する俺達の幻を見せてしばらく足止めしたい

（アドリブ歓迎、【精神無効】【崩し無効】）