▲1日目
ツイてないぜ
待てよ……未開の無人島なら何か金になるものが眠ってるかも
「よっし、やる気が出てきた！」

森で材木を集めれば良いかな
恐竜の相手はまだキツいけどこれ位なら！
切り倒して枝葉を落とした木を担いで戻っては大工仕事
その繰り返し
「って、うわ！　来た！」
途中で目をつけられた恐竜と何度も追いかけっこ
あの野郎、魔力が戻ったらステーキにしてやるからな

クタクタになって戻ったら飯の匂いがする！
「晩飯！　これ俺の分なッ！
うまいじゃん、アハッ！　ヒャハハッ！」
――お腹壊した

眩暈がするから横になってる
皆はお風呂タイム、声が気になる
壁の向こうの眺めを想像しちゃうよね？
いや、するでしょう絶対に、だってあの向こうに……
「ええーーっ！？　ルルッうぇ！？」
――びっくりして鼻血出た

ダメだ、全然休まらないよ！

▲2日目以降
目標はこの島の完全攻略
手始めに皆で山の天辺を踏みに行く

俺は恐竜を何とかしたいね
今は罠しかないだろうか……えっ、対話？
スティアがすごいこと言ってる
ドキドキしながら見物、じゃなかった見守る
いつでも飛び出せるように備えとくぜ
ヤバい時は覚悟決めて戦おう

慣れたら暗視で夜の見回り
昼間と違う顔を見せてくれそうだ
恐竜も寝てるだろうからのんびり星を見たり

アレクシアの質問には悩んじゃうな
彼女がいたら何処だって楽しいんだよ
でもね、俺には目指す場所がある
足踏みなんてしていられるかよ

「キミのこと抱えて泳いででも帰るさ」