ギルドスレッド
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町立図書館の片隅
(もう間もなく見えなくなる姿を追って声を聞き)
『……あ』
(唐突に途切れた言葉は人形の心境でもあって。同時に、「さみしい」という気持ちも味わってしまった)
(すぐに声は聞こえたけれど、)
『わ、わかりました!今日はもう宜しいのですか!?』
『……あ』
(唐突に途切れた言葉は人形の心境でもあって。同時に、「さみしい」という気持ちも味わってしまった)
(すぐに声は聞こえたけれど、)
『わ、わかりました!今日はもう宜しいのですか!?』
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雲の流れは遅々として、真白に光る山の如く。
日の光が燦々と、大山の向こうから降り注ぎます。
ずるいです。
ずるいのです。
かれらは天空のその先から、こんなにも。
こんなにも簡単に、“俺”たちに辿り着きます。
いつかきっと、“俺”だって。
あなたたちと、同じように。
光の麓へ手を伸ばし、
背伸びをしても、足りないから、
『今日もお空へ、飛び立ちます。』