ギルドスレッド
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町立図書館の片隅
『もうここまで来れば、見渡す限りの地平線――です。肉眼では、街は平面の模様にしか見えませんし、人影も喧騒も、何も届きません……』
『……でも、』
(精一杯、翼をはためかせて。1000m弱も離れた地上からは、そんな些細な動きはまるで見えないだろうけれど)
『今日は、ツクモさんと一緒ですから!』
『……でも、このまま上に向かっては、声も届かなくなってしまいます。それは心ぼそ』
(急に、声が聞こえなくなる)
(単にスキルの効果範囲外に出たのか、わざとスキルを切ったのか。地上からは判別できない)
『……ツクモさん、そろそろ、戻りますねっ。大丈夫です、“落りる”のは、すぐですから!』
『……でも、』
(精一杯、翼をはためかせて。1000m弱も離れた地上からは、そんな些細な動きはまるで見えないだろうけれど)
『今日は、ツクモさんと一緒ですから!』
『……でも、このまま上に向かっては、声も届かなくなってしまいます。それは心ぼそ』
(急に、声が聞こえなくなる)
(単にスキルの効果範囲外に出たのか、わざとスキルを切ったのか。地上からは判別できない)
『……ツクモさん、そろそろ、戻りますねっ。大丈夫です、“落りる”のは、すぐですから!』
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雲の流れは遅々として、真白に光る山の如く。
日の光が燦々と、大山の向こうから降り注ぎます。
ずるいです。
ずるいのです。
かれらは天空のその先から、こんなにも。
こんなにも簡単に、“俺”たちに辿り着きます。
いつかきっと、“俺”だって。
あなたたちと、同じように。
光の麓へ手を伸ばし、
背伸びをしても、足りないから、
『今日もお空へ、飛び立ちます。』