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町立図書館の片隅
そ、それほどでも……
(分かりやすく照れ照れ、嬉しかったようで。)
ふふ、はいっ。お空のお散歩、ですっ。
2000mくらいならばそう寒くもないですし、おすすめですよ!
(えへへ、何だか気恥ずかしくてはにかみ笑って)
はいっ、それでは……行って参りたいと思います!
(徐ろに、頭に付けていた航空眼鏡を目に当て。遥かに広がる空を仰ぎ見──とん、と軽やかに地を蹴った)
(分かりやすく照れ照れ、嬉しかったようで。)
ふふ、はいっ。お空のお散歩、ですっ。
2000mくらいならばそう寒くもないですし、おすすめですよ!
(えへへ、何だか気恥ずかしくてはにかみ笑って)
はいっ、それでは……行って参りたいと思います!
(徐ろに、頭に付けていた航空眼鏡を目に当て。遥かに広がる空を仰ぎ見──とん、と軽やかに地を蹴った)
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雲の流れは遅々として、真白に光る山の如く。
日の光が燦々と、大山の向こうから降り注ぎます。
ずるいです。
ずるいのです。
かれらは天空のその先から、こんなにも。
こんなにも簡単に、“俺”たちに辿り着きます。
いつかきっと、“俺”だって。
あなたたちと、同じように。
光の麓へ手を伸ばし、
背伸びをしても、足りないから、
『今日もお空へ、飛び立ちます。』