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ギルドスレッド

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審問室

果てなき砂浜

砂の白。海の青。空の青。
目の前の風景を描くなら、三色の塗料があれば事足りるだろう。見渡す限りの白い砂浜。水平線は遥か遠く。空には雲ひとつない。
「君の真似事。私なりの箱庭だ。少し寂しいが、これから充実させていけばいいさ。我々の塗料でな。……如何かな?」
仮面が傾ぐ。少しはにかむように。

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(緑の瞳は翻弄される友を見つめていた。口元の笑みはそのままに、心の底から愛おしげな眼差しで。息は詰まり、肉体は酸素を求めて悲鳴を上げる。如何なる苦痛も精狂者には愛になる。齎されるばかりの一方的な愛。しかし今、彼はそれを感じていない。それよりも夢中になるものが、酔い痴れるものが目の前にある。
もっと近くに。もっと側に。手は力強く手繰り続ける。貌が三日月を間近に覗き込む。青色よりも深く、奥底まで侵したい。罅が走るような強い衝動に苛まれた。
獣は三日月に食らいつくだろう。脳裏に浮かぶのは呑み込まれ、酩酊し、仮面に罅が刻まれたあの瞬間。しかしその口は血肉を啜り取らず、逆に吐息を吹き込むのだ。肺腑の奥の奥、細胞のひとつひとつに己を送り込むように。)

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