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審問室

果てなき砂浜

砂の白。海の青。空の青。
目の前の風景を描くなら、三色の塗料があれば事足りるだろう。見渡す限りの白い砂浜。水平線は遥か遠く。空には雲ひとつない。
「君の真似事。私なりの箱庭だ。少し寂しいが、これから充実させていけばいいさ。我々の塗料でな。……如何かな?」
仮面が傾ぐ。少しはにかむように。

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「貴様が――親愛なる友が――ジョセフ。お前は私を喰らった。私もお前を貪った。最初から『結末』は理解して在る筈だ。畜生……私に奴等を黙らせる事など不可能だ。何度も復讐と無意味を咀嚼した筈だ。受け入れねば成らない。成った。成って終ったが開幕だ。冗長に嘲笑され気分は如何だ、我等。最悪だ。甘ったる砂糖よりもおぞましい、舌を狂わせる乱れだ――開く前に開かれたのだ。持ち腐れも何も、腐って続くのだ。ジョセフ」

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