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ギルドスレッド

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審問室

果てなき砂浜

砂の白。海の青。空の青。
目の前の風景を描くなら、三色の塗料があれば事足りるだろう。見渡す限りの白い砂浜。水平線は遥か遠く。空には雲ひとつない。
「君の真似事。私なりの箱庭だ。少し寂しいが、これから充実させていけばいいさ。我々の塗料でな。……如何かな?」
仮面が傾ぐ。少しはにかむように。

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(駄々っ子のようにかぶりを降る。しかし、惹き付けられて止まず、止まれず。)

僕は君を愛してる!苦痛を齎し、齎されて!
でも、それだけじゃあ無いんだよ!愛だけじゃなく……もっと、また違った……分からない!!僕達の繋がりとは何だ。関係性とは。感情とは。理解が足りない。怖いんだ。理解『固定』したい。積み上げたい。安心したい。分からない。胸が苦しい。これは何だ。誰も、こんなもの教えてくれなかった。誰も僕に齎さなかった。愛してる。好きだ。胸が痛む。苦しい、痛い、苦しい、痛い苦しい痛い……。

(両手で己の胸を掻き毟る。指が肉に食い込み刺さり、胸の肉を押しのけ胸骨を押し広げる。僕は立っているのか寝ているのか。友を見上げているのか見下ろしているのか。彼女に寄り添っているのかのしかかっているのか。何も、何も分からない。
胸に隙間が開く。脈打つ中味を覗かせて箱が空く。間に合わない自己再生に堰き止められた赤が跡切れ跡切れに溢れ出す。
恋する緑が三日月に迫る。)

これは君が贈ったものだ。

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