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審問室

白い部屋

殺風景な部屋。広さは六畳ほどだろうか。天井も、壁も、床も、全てが白い。そして、表面は滑らかで汚れが付きにくいように加工されている。
出入り口はひとつだけ。扉にはシリンダー錠。更に内側にのみ、六桁の暗証番号式の電子錠が取り付けられている。
壁は分厚く、叩くと鈍い音が返ってくる。外からの雑音を防ぎ、中の話し声も漏らさない。
天井は十分な高さがある。照明はひとつだだが、光量は申し分ない。隅にカメラが設置されているが、今は通電していないようだ。
床には僅かな傾斜がついている。はじめは多少の違和感があるかもしれないが、動作に支障はないだろう。そして、傾斜の先には排水口。
もちろん、電気も水も通っている。隅に蛇口とホースがあるだろう?掃除道具も一緒だ。
ただ、ガスはない。申し訳ないが、温かい物は提供できない。

これだけ知っていれば充分だろう。ここは何処か。何処に繋がっているのか。それは重要な情報ではない。
……あぁ!忘れていた!扉の電子錠は自動ロックになっている。どうか扉は開け放したままで。異端審問官は全く困らないが、客人はそうではないだろう。

(異端審問官が好き勝手する空間です。が、話しかければ反応が返ってくるでしょう。)

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ああ。この部屋にいると故郷を思い出す。秩序を。職務を。愉悦を。これは……望郷か。
いや、いや。違う。違うぞ。ここはあの世界そのものだ。まるで私の思考を切り抜いて、混沌の中に置いたような。私の世界。私の日常。職務を果たす場所。苦痛と愉悦が交わる場所。
天を衝く壁に囲まれた神聖なる都市。全ての者に定められた役割がある。全ての者が職務を果たし、厳しく荒れ果てた世界に存続し続ける為に安寧秩序を保つ。
だが人の心は移ろいやすく安定平定には程遠い。繋ぎ止めるものが必要だ。教えが、戒めが。我らの神。唯一絶対の存在。姿も声も名も要らない。それは唯一つ。比較対立を絶した存在。
我が心に教義あり。我が身は見えざる護りに包まれている。我が前には道がある。定められた道。外れることは許されない。一の脱落は全の崩壊を招く。過ちを悔いるのだ。行いを改めるのだ。しかし悔いる事は容易、改める事は困難。
異端を罰するのだ!二度と過ちが繰り返されぬように!偽りの言葉に傾ける耳は無い。行動のみが正しさを証明する。
言って聞かぬのなら身体に刻むのみ。痛みは身体を縛る。恐怖は心を縛る。肉に、魂に、永劫消える事のない痕を!印を!必要ならば、衆人環視の中で!罪を過ちを、その代償を知らしめるのだ!
生は永く引き伸ばされるべき。死は開放だ。我々は異端審問官。慈悲深き処刑人ではない。恐れ疎まれ忌み嫌われる存在。だが私には誇りがある。
これが私の職務!定められた道!品行方正!清廉潔白!私は神に愛されている!!私は正義を、秩序を護る者!!!

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