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Fragments

【1:1】海洋、とあるカフェテラスにて

海洋、その海沿いにある小さな喫茶店。
店内は常に快適な温度が保たれているが、外はその限りではない。
時折、潮風が頬を撫でる。

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…少なくとも、お前は前者のような理由ではないはずだ。
自由を望むその在り方と、自らのリスクを背負いそうすることは些か食い違う。
…まあ…旅費などもあるだろうからな。ローレットの仕事は割りかし報酬も良い方と聞くし、それだけでも十分なのだろうが。私もそうではあるし。

…私にとっては、良い話には聞こえないが、生き物にとって、それは良いことのうちに入るのだろうか。物語…それは、機構では語られることはないだろう。せいぜい、説明書…とやらが見合ったものであろうな。
……そうか?…そうか。
興味が無いわけではない。…もはや、私は機構ではなくなってしまったのだから、いつまでもそれにこだわっては消えゆくだけだから。

生き物は、完全な機構にはなれない。…それが例え、自我を殺し、心すら無いものだとしても。
生に囲まれ、生と触れ、物を扱い、物を捨て…自身の意思はともかく、そうしたことが行える…それこそ、お前達生き物の特権であるからだ。
そもそも、我々のような機構は『考える』ということがないのだ。…本来ならばな。

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