とある日の昼下がり。
冬めいてきてちょっとさむい。

ここはどこだろー？
(キョロキョロとしながら迷い込んだアウローラちゃんであった。)

（寝床代わりにしていた酒場から出て、伸びをする。ちょっと寒いがなかなかいい天気だ。…と。聞いたことのある声が聞こえた気がして、辺りを見渡した）

おや、アウローラ？
なにしてるんだい、こんなとこで。散歩？

（やぁ、とにこにこ笑っててくてくと近づいていく。）

お？あ、シキだー！
遺跡探索依頼振りかな？
よかったー、知ってる人がいて助かったよー！
(見知った顔を見つけてほっと一安心。
近づいて来るシキに対して満面の笑みを浮かべ。)

そうだねぇ、遺跡探索の時はお世話になったよ。私達だけで突っ込んでたら正座延長コースだった…。
おや、もしかして迷子？
ここは街はずれだし、中々人が来ないからねぇ。見つけられて何よりさね。
（満面の笑みを浮かべる相手に、こちらも笑みを浮かべて見せて。
さて、このまま帰り道を教えてもいいが…）

私今起きたとこでね、これからご飯にするんだ。
良ければ何か食べていく？

こっちこそ水の精霊さん達を助けるのに助かったよー。
うーん、多分迷子かも？
歩いてたらここに来ちゃったし。
あ、ご飯食べるなら一緒したいなー。

いえいえ。そういえばアウローラも精霊？なんだっけ？
そりゃ水の精霊さんたちもお仲間だしねぇ。ふふ、助けられて何よりさ

たぶん？
散歩ってのは思いもよらないところにつくものだからねぇ。それが醍醐味とも呼べるかもしれないけれど！

いいよー、アウローラは好きなものある？
私の朝ごはんは大体簡単なものばかりだけれど。パンならあるよ

（どうぞ、と酒場の中に手招いて）

そうだよー、アウローラちゃんも精霊種！
無事に助けられて良かったよー。
考え事とかしながら散歩しちゃうと迷っちゃうよねー。
アウローラちゃんの好きなのは甘いものかなー！
お邪魔しまーす！
(酒場の方へと入り。)