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憲兵団『月影』

【メタ】君の罪を数えよ【設定】

シキの設定を忘れないように書いておく場所。

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【データⅠ シキ・ナイトアッシュ】

とある荒野の世界の戦闘民族の少女
処刑人の家系であり、民族間で罪人が出た場合にはその処刑を担っていた(罪を測るのは民族の長)

首を撥ねよと言われるがままに首を撥ね、かつては大好きな自分の弟の首も跳ねた。
しかしそれは、処刑人に感情などあるべきでないという長の考えのもと仕組まれた謀。
実際、弟の首を撥ねた日から、一切の感情を表には出さなくなった。否、出せなくなった。

こちらの世界に来てからは、首を撥ねよと命ずるものはいない。だから、どうして良いか最初は迷った。
自分で決めたことなど今まで何もないのだと……気づいてしまった処刑人という名の人形は。

今は、自分の気の向くまま気まぐれに生きてみている。
首を撥ねた人の顔など一々覚えていなかった。その人物を知ろうとなどしなかった。
でも、今は少し、気になり始めている。
だから気が向けば相手にきっとこう訊ねるのだろう。

「ねぇ、君の物語を教えておくれ」

それはふらりと掴めぬ処刑人の物語。その序章。
【弟】
ザクロ・ナイトアッシュ

ガーネットの瞳。シキの弟。
冤罪をかけられかはたまた一族のしきたりか。
処刑人シキ・ナイトアッシュに首をはねられた。
弟の首をはねた時からシキは感情を忘れてしまった。

シキがいつも肌身離さずつけている首飾りの裏面には、透き通るようなガーネットが嵌っている

ガーネット:戦士の護り
【兄】
ダイヤ・ナイトアッシュ

ダイヤモンドの瞳。シキの兄。
本来処刑人の職を継ぐはずだった男。
ところがある日こつぜんと姿を消してしまった。
一族総出で血眼になり捜索するも結局見つからず。
元々夢見がちでいつか自由に冒険に出たいと嘯いていたため、失踪だろうということで済まされた。
その為シキが後を継ぎ、処刑人となった。

本人はウォーカーとなり、混沌を彷徨っているようである。
【まよいごとと独り言】
処刑人に心はいらない。
それすなわち、「心」を拾えば私は処刑人ではない。
「心」を知ってしまえばもう二度と。笑みを張り付けたままに首を斬ることは出来ないだろう
無感情に死刑を執行できない処刑人など許されない。

では「心」を拾った私は誰なのだ?
処刑人ではない私は誰なのだ。
そこに残るのは、ただひとりの「人殺し」ではないのか。

だからやっぱり、心なんていらない。
たくさんひとをころした。
その罪は、永劫晴れようものではない。
処刑人でなくなれば、大義名分が亡くなれば
私は私の罪で壊れてしまう
心がなければ、なにも感じることはない。
ただ、首を斬ればいいだけのはずだから。

だから、今日も
からっぽな「私」に笑顔の仮面をかけよう

それがあるべき姿と信じて。
【覚書】
・首を斬ることに対してのスタンス
首を斬ること自体に興味はないし、首が斬りたくて斬っているわけでもない。
ただ「首を斬る」というやりかた以外に問題解決の方法を知らない。

斬りたい欲求があるというよりかは「問題起きたわ、斬ろう」という短絡的な思考。
人を斬ることに対して痛みも苦しみも何一つ感じない。命を奪うことに対して何も感じない。
ただ手段として剣を振るう点において狂気に侵されている。
「もめごとかい?誰を斬ればいい?」
返り血を浴びたまま笑って普段通りでいるものだから「お前おかしいよ!!」「お姉ちゃん怖い…」って言われるタイプ。
斬れば解決すると思ってるし、実際それで解決してきた。斬った前と後で、なにひとつ変わらないという狂気。唸れRP力。
【弟を殺すことに抵抗しなかった理由】
シキが弟を処刑することに抵抗しなかったのは、民族という体制上”むら”という集団の秩序がなにより優先されるべきものだったから。
処刑人は恐れによる秩序の番人だから。
他の誰に理解されなくても、そういう生き方をしてきたから。

シキ・ナイトアッシュによる「処刑」という行為は血のつながりに阻害されるものではない。
情を持って処刑が滞るようなことがあれば、シキ・ナイトアッシュは処刑人ではない。

処刑人でなくなれば、人殺しであろう。

「あぁ、結局のところ私は。自分が処刑人でなくなって、人殺しとなじられることが怖いんだ。…とんだ臆病者だね」
つまり、「そうあるべき」と育てられた生き方と、それを失った時にただの人殺しとなるという事実に負けた、ということ。
【心情(現時点)】

心が私にあるというのなら。
理解できるだろうか。理解してみたいって、思ってしまった。
でもそれを知った時、私は……自分がたくさんの人を殺してきた人殺しという事実に、耐えられるだろうか。

ねえザクロ。私が情をもって、処刑が出来なくなっちゃったら……。
私は何で君を殺したんだろう。『処刑人だから殺した』のに、私が処刑人じゃなくなったら……?
わかんないや……ああ、雨の音が煩いな。
知らないふりはまだできるだろうか。いや、もう無理かな。
心を理解したいと思う。その想いに反して心を理解するたびに、私の罪が痛いよ。
ねえ、ザクロ。
私は何で、君を殺したの?
赤茶色の大地がどこまでも広がる荒野の世界。日に一度のぼる夕陽が信仰の対象となっている。
その世界の人々は炎・水・風・土……などそれぞれ特徴を持つ氏族ごとに集落を作って暮らしている。シキの出身は炎の氏族で戦闘に秀でた一族。
主な食料は荒野に巣くう魔獣。土地が干からびているせいか作物はあまり育たない。特筆すべき点として、その世界に住む人々はみな宝石の瞳を持っている。色ごとに様々であるが、共通して”感情が高ぶると煌めきを増す”魔性の瞳。
そのほか、独自の文化や風習が根付いている。
シキ・ナイトアッシュは処刑人か?

シキが考える処刑人である所以
心がない。愛や情に依らず処刑ができる。

では、心を持ってしまったら?心を自覚してしまったら?
私は処刑人だろうか。
きっともう、愛や情なく人の首を落すことは出来ないのに
私は処刑人だろうか。

処刑人じゃないなら……私は誰だろう。何者かになれるだろうか。
処刑人、シキ・ナイトアッシュはもういないというなら
私は、だれだろう。
雨は止まない。
雨はあの日君を殺した後悔だ。
自分の罪を忘れるなと戒める過去の私の声だった。

処刑人でいたいと思っていた。
だって、処刑人だから私は彼を殺した。
じゃあ処刑人じゃなくなったら、私は何故きみを殺したんだろう。

わからないけど、この罪は痛いままだけど
それでももう決めた。歩くと決めた。たちどまってもふらついてもうずくまっても
この心と歩くと決めた。
私は何者か。私は何故きみを殺したのか。
答えを探して。いつか死んで地獄に行くまでは心のままに走ると決めた。
もういちど、その名を口にした。
今度は心無い殺人者としてではなく、秩序の番人として。
善なるものの平穏なる日々の護り手として
死にゆく罪びとらの魂の送り手として
誰かをこの手で守れる、力の証として

ようやくここまで走ってきた。
心のままに笑って彼女は名乗った。
「やぁ、私はシキ。処刑人の、シキ・ナイトアッシュだよぉ」
・PL的なPPPにおける目標
異邦人だからこそできること
異邦人じゃないとできないこと
外なる世界からこの世界に降り立った意味

それを探しに行く
シキが混沌という世界で生きているその証を
魔種:
反転から戻る方法は見つかっていないのは知っている
戻らなければ討伐対象なのも知ってる。
それでも、その後ろにある物語を知ってしまったら?

助けたい。手を伸ばしたい。
今は倒すしかできなくても…いつか必ず、抱きしめられる日が来るように。

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