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ギルドスレッド

キャリー喫茶店

【高速RP】日曜日のお茶会 テラス席(24日20:00~)

▼カウンターにほど近い、開放感のあるテラス席。
 暖かい時期の快晴の日に使われるここは、ちょっとした社交場のようになっている。

○お品書き
・カフェラテ ・カフェオレ ・ココア ・ミルク
・セイロン ・ダージリン ・ロイヤルミルクティー
・サンドイッチ ・カレーライス ・かぼちゃスープ
・砂糖菓子の茶葉ティー  etc...

 三人制限のテラス高速RP用スレッドです。高速用のカウンター席への平行しての参加は可能ですが、高速用の店内席と平行しての参加はご遠慮ください。

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……カフェモカ。
コーヒーと、ココアを合わせた飲み物なのよね。
(厳密にはだいぶ違うのですけれども。どこかで噂を聞いたらしいお姫様は、「大きな」メニューとにらめっこ中。)
……ええ、ええ。それじゃあ、今日はカフェモカというのを、お願いするわ。
ブラックコーヒーは、今のわたしには、まだ早すぎたようだもの。
(注文のカフェモカを待ちながら、今日もひときわ高い席で、ひときわ小さな脚がぷらぷらと揺れておりました。)
(きっと本の一冊でもあれば、日向で読むには絶好のお天気なのですけど)
(それだって人形のお姫様には、ほら。大きすぎるものですから。)
(何をするでもなく、町並みをのんびりと眺めるばかりなのでした。)
(程なくして届いたるは、、濃厚な茶褐色にクリームを浮かべたカフェモカ)
(お姫様にとってはたいそう不思議なことに、甘く豊かな香りと、あのコーヒーの、芳醇だけれど苦あい香りが入り混じっているようです。)
……そう、これが……。
なんだか、飲んでしまうのが勿体ない、綺麗な色をしているのね……。
お酒のようだわ。
(もちろん、お酒とは程遠い飲み物なのですけれども……。)
おんやぁ、姫さん。今日は悪魔のように黒いのは頼まなかったのかい?
(ぬっと顔を出して)
……まあ、スティーブン。ご機嫌よう。
ええ、ええ。あの苦さは、わたしにはまだ早かったようだもの。
(見知った友人の姿に、ぱん、と手を合わせて。お姫様は、すぐさま表情を緩ませました。)
けれども、挑戦するのは大事でしょう? 今日は、甘いと苦いの中間のものを頼んだの。
カフェモカ、というのだそうよ。知っていて?
そりゃ賢明だ。
もう少し大人になったら……なるんかねぇ?
(首を傾げ)
あぁ頼んだことはねぇが見たことはあるな。
甘いクリームがのっかってるやつだろう?
(カップをのぞき)
ええ、ええ。ココアとコーヒーが混ざったような飲み物なのだそうね。
大好きなものと苦手なものが混じっているなら。
きっと、苦手なものを好きになるのに、一歩近づけるでしょう?
(さっそく手にとったカップの縁に小さな唇をつけて。もっと小さな一口を啜りました。)
(味わうこと、数秒)
(きり、きり。甘さに続いて、ほんのりやってくる苦さに、歯車の音が鳴りました。)
……ん……甘くて、けれど、その奥にコーヒーのあの味があるような。
けれど、どうしてかしら。この「苦い」は、なかなか美味しいと感じられるわ。
ほうほう、よかったじゃねーか。
カフェモカは姫さんにあってたみてぇだな。
そりゃあれだよ、甘いものの横に少しだけ塩っ気があるといいとか、そーいうのじゃねーか?
なるほど……同じ味ばかりでは、飽きてしまうということね?
(正しいのか間違っているのか、行き着いたのはそんな解釈でした。)
けれども、ええ。こうして注文できるものが増えて、よかったわ。
スティーブンは何か頼まないの?
俺はいつもこいつさ。
(ヒョイと持ち上げたカップをテーブルにおろすと、あの真っ黒なコーヒーがたっぷりと入っている)
色んな味も良いが、これの香りと苦味がたまらなくてねぇ。
まあ……スティーブンは、大人なのね。
(おそらく生きてきた時間からしても、掛け値なしに大人なのでしょうけれど。)
紅茶やお酒はおいしくいただけても、そっちを楽しめるようになるには、わたし、まだ時間がかかりそうだわ。
「苦い」にも「おいしい」があるのは、少しずつわかってきたけれど。
(表層のクリームの柔らかな感触を楽しむように、ちびり、ちびり。)
そうそう。もういい大人なんだがな、老け込んじゃいねーつもりだ。
苦い、お酒、それに美味しいか……ちょいと重たいがチョコレートのケーキなんてのも姫さん的には大人っぽい味になるんじゃねーか?
苦くて甘くてお酒の香りでな。
ええ、ええ。ケーキならわたし、大好きよ。
甘くて柔らかくて、胸の奥の歯車がとても幸せな音を立てる味だもの。
……でも、お酒の香りのケーキというのは初めて聞いたわ。
やっぱりそれも、食べるとふわふわとした、不思議な気分になるのかしら。
あー……そうだな。直接飲むよりは大丈夫だと思うが、姫さんの体格じゃそれでもふわっとするかもな。
酒のあの感じは大丈夫なのかい?
頭がもやもやしてしまうけれど、お酒はいい気分になるわ?
わたしはあまり飲みすぎてはいけないと、わたしの従者さんに言われたのだけれど……。
(なにしろお姫様に相応の大きさの一杯であっという間に酔いが回ったのが、初めてのお酒の記憶でございました。)
でも、ええ。つうんとする感覚には、まだ慣れきっていないけれど。
好きよ。
はっはっは、そうかそうか。
いつか姫さんともゆっくり酒飲んでみたいねぇ。
ここじゃこいつだからな。
(カップを持ち上げて揺らし)
でも、そんときゃその従者さんもよんどかねーと帰れなくなっちまうか。
ふふ、大丈夫よ。わたし、普段はひとりで暮らしているもの。
従者さんも、たまに色んなことを教えてもらっていて。わたしの先生のような存在だもの。
(他人を表現することばも、今やずいぶん学習してきたものです。)
けれども、ええ。誰かとお酒を飲むのは、わたし、とても興味があるわ。
お話の中の王様、お姫様だって、いつも優雅に酒杯を交わしているもの。
お姫様らしい振る舞いを覚えるためにも、きっと必要不可欠だわ。
お、いいねぇ。とびきり洒落たグラスで乾杯ってのもきっと楽しいぜ。
赤いワインに白いワイン、琥珀の酒に、色付き薬草酒……ふわふわくらくら夢心地ってな。
(ニヤニヤしながらコーヒーを飲み)
そうか、一人前のレディだったもんな、姫さん。
こいつは俺がうっかりだ。
けれども、いのちを得て動き出して、まだ一年も経っていないから。
きっとスティーブンからすれば、ずうっと子供だと思うわ?
(事実でこそあれ、お姫様が覚えたひとつの「謙遜」が、柔らかな声音に乗せられました。)
お酒は色も綺麗だけれど、グラスも凝っているのね。
……そういえば喫茶店によっても、カップのデザインはまったく違っているわ。
食器というのにも、こだわるべきなのかもしれないわね。
(中身が減ってきてもまた十分な熱を帯びたカップを、真白い指がなぞります。伝わる温度が、指先に色を与えてくれるかのようでした。)
なーに、お姫さんなら立派なレディで問題ないさ。
不思議なもんでちっこくてもレディはいるし、デカくてもお子様ってのはいるからねぇ。
(ふむふむと頷き)
いいぜぇ、こういう器はついつい集めたくなっちまうからな。
一つだけも良いが、ペアグラスやセットになってるのも良い。
ふふ、ありがとう。スティーブンの評価に恥じない振る舞いを心がけなければね。
(カフェモカをまた一口。口元についた一雫を、専用サイズのハンカチで拭いさる様は、どこかおままごとじみているかもしれませんけれど。)
わたしに合う大きさとなると、なかなか見つけられなくって。
また、市場を覗きに行ってみるのもいいかしら……。
そういう事なら市場より職人を捕まえてみるってのも良いかもな。
工房技術持ってる奴ってのはそこそこいるし、姫さんのサイズでも大丈夫だと思うぜ?
俺なんかも、姫さんくらいなら作りてぇサイズだしな。
そういえば、スティーブンだって、手作りの専門家だったものね。
……アクセサリー以外に、カップの類もお願いしていいのかしら?
(じい、と。自分より高い位置にある顔を、宝石の瞳が見つめます。)
おーよ。思い出してもらえたかい。
アクセサリーにお洋服、なんでもござれだぜ。
硝子は吹いたことがねーから、錫とか銀の食器でよければな。
(にやっと、笑みを返して首を傾け視線を合わせる)
ええ、ええ。スティーブンなら信頼できるもの。
それなら、お願いしない理由の方を、わたしの心の中に見つけようがないわ?
(にこりと、やはり曇りのない笑顔を浮かべて、空になったカップを鳴らすのでした。)
ぜひ、あなたに頼みたいわ。スティーブン。
おや、嬉しいねぇそんな風に言って貰えると。
(テーブルに肘をついて思案顔に)
食器セットとかカップなら、いくつか作ってみようか。
それで気に入ったのを増やしてきゃいいだろう。
カトラリーさえあれば、食卓が豊かになるものね。
(指先を動かし、整え、ナイフやフォークを手にするしぐさを一つ。)
ふふ。この世界に来てから、楽しみなことは増えてゆくばかりね。
できあがるのを楽しみにしているわ、スティーブン。
それじゃあ……今日は、そろそろ行くわね?
おう、まーたなー。
俺もそろそろいくかねぇ。
(ヒョイと立ち上がり)
さようなら、スティーブン。
次に会うのを、とっても楽しみにしているわ。
……依頼の品のことでなくとも、ね?
(お話そのものだって、お姫様にとっては歓迎すべき学習と交流の機会)
(無邪気に笑いかけてから椅子より飛び降り、小さな歩幅で帰路へとつくのでした。)

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