PandoraPartyProject

ギルドスレッド

キャリー喫茶店

【高速RP】日曜日のお茶会 テラス席(3日20:00~)

▼カウンターにほど近い、開放感のあるテラス席。
 暖かい時期の快晴の日に使われるここは、ちょっとした社交場のようになっている。

○お品書き
・カフェラテ ・カフェオレ ・ココア ・ミルク
・セイロン ・ダージリン ・ロイヤルミルクティー
・サンドイッチ ・カレーライス ・かぼちゃスープ
・砂糖菓子の茶葉ティー  etc...

 三人制限のテラス高速RP用スレッドです。高速用のカウンター席への平行しての参加は可能ですが、高速用の店内席と平行しての参加はご遠慮ください。

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(ちょこちょこ。小さな歩幅が、時間をかけてテラス席へと辿り着きました)
(お昼下がりのテラスは日当たり良好、羽を伸ばすには絶好のお天気です。)
今日は、テラスにはまだ誰もいないかしら。
ふふ。独占というのも、悪くはないのかもしれないわ。
(人の営みに慣れてくると、静かであったり、広々とした場所の趣というのが解ってくるものです)
(うきうきと胸の歯車を軋ませながら、手近な席へとよじ登ってゆきます。)
……そう。そうね。お酒だって飲めるようになったのだもの。
お姫様として、もう少し大人な振る舞いも覚えないと。
(というのは、つまり)
(今日はココアではなく、ブラックコーヒーに挑戦してみようという、いかにも子供っぽい大人像に対する理屈づけなのでした。)
お酒と同じぐらい、大好きなひとが多いのだものね。
それにとてもいい香りなんだから。きっと夢のような味に違いないわ。
(コーヒーカップ片手にひょいと顔を出す)
おんや、来てたのかい姫さん。神妙な顔してどうしたい?
おう、何だ、なんかおもしれぇ物でも頼むのか(と呟きを聞きつけ、ブリキロボがミルク片手にテラスの椅子によじ登る)
ようよう小さい物の同士と芸術家!(と首がまわり目が光る)
まあ。スティーブンに、クラカ。ごきげんよう。
(見知ったふたりを目にして、小さく頭を下げて挨拶をしてみせました。)
面白いものかどうかはわからないけれど。
ブラックコーヒーというものを、初めて飲んでみようと思ったのよ。
いつもココアばかり頼んでいるもの。たまには別のものも、ね?
おう、今日も美人さんだな。クラカは……いつも通りだ。
(軽く手を挙げて答えると椅子に座る)
へぇ。そりゃ大冒険だ。ちなみにお姫さんは苦いものは食べられるのかい?
ブラックコーヒー、あの焦げた豆の奴か(数秒考え)
おうおうおう、良いじゃねーか。いつもとは違うものへの挑戦っつーものは良いもんだ。
作り方も比較的多分近いだろうしな(とマスターが作るときにやっていることを思い出し。なお味は知らない)
俺はいつも道理の品質1000年保証だぜ、メンテナンスを欠かしちゃいけねえぇがな!(とカチャカチャ動いて)
スティーブンったら、相変わらずお上手なのね。ありがとう。
(きりり、喜びの音をひとつ。それから表情を、甘やかに弛めてみせました。)
焦げた豆。まあ、コーヒーというのは、そんな原料からできていたのね。
がぜん、どんなものなのか味を確かめたくなってしまうわ。
(腐った豆――という表現は語弊があるのですが――から作るおいしい食べ物もあるのだと、本で読みましたから。きっと焦げた豆も、さぞ美味しく化けるのだろうと、風船のようにぷうぷう想像が膨らんでゆきます。)
(……けれども)

…………? 苦いものは、だって。おいしいものではないでしょう?
(これはまた、何ともはや)
(「苦い」とブラックコーヒーは、ちいっとも結びついていないようだったのです。)
油壺にでもつっこみゃ動きが良くなりそうなもんだが、メンテってのは難しいねぇ・・・。

なーるほどね。それじゃクラカお勧めのミルクも一緒に貰うのをお勧めしとくぜ。
ブラック派からのアドバイスだ。
(ずずっと真っ黒なコーヒーをすすり)
味を確かめる手段ってのは2つあってな、聞くか実際に頼んで飲んでみるかだ。
同士はどっちを選ぶのか、そう、選択のときは来た、選ぶと良いぜコインの表と裏をよ!
(と両腕を広げて大げさに言う。まぁヤバければスティーブンが止めるだろうと彼のカップの中身を思い出す)
油壺に突っ込んでもまぁ、動きは良くなるっちゃなるんだが、この世界じゃメンテ素材が手に入らねぇからなぁ(とぼやく)
ミルク。知っているわ。カフェオレというものよね。
でもせっかくだもの。ブラックコーヒーの味を、まずは確かめないと。
(さて、ちょうど注文していたブラックコーヒーが眼前に置かれます。)
(湯気立つ小さなカップから漂うのは、芳醇な香り。)
油壺に入っては、ぬめぬめになってしまうわ。
関節の間に入ってしまうと、取るのがなかなか大変だから、人形のからだもデリケートなのよ。
(果たしてクラカの体と同じように語っていいのかは不明ですが)
(得意げに言って聞かせつつ、お待ちかね、熱々のブラックコーヒーを、ひとくち。)
……………………。
(きり、きりり、きりきりりりり)
……(見守ることにしたようです)

あー外からくるとそう言うのもあるのか。
ヌルヌルで動きが良くなったりしねぇのかね
そうか、駄目だったか(となんかキリキリ言っている同士を見て)
まぁ悪くはねぇからとりあえず油風呂にはたまに入るぜ。揚げ物屋から油貰ったりしてよ(と言いつつチラチラと同士を見る) あー、大丈夫か?
………………。
(きりきりりきり……ひっきりなしに、歯車の音が鳴っております)
(それもそのはず。あの香りに違わぬ豊かな味わいを想像していたら、まず強烈な苦味が舌を襲ってきたのですもの。)
…………苦い。わ?
(衝撃を受けて、宝石の瞳が、ぱちくりと瞬いております)
(まるで眼前の現実を認識しきれていないかのように。)
それで、どうだい。そのカップとミルクのコップ、替えてみる気にはなったかい?
(なんかきりきり言ってる姫さん覗き込み)

たまにいい匂いするのはそれか、揚げ物か
おいおいおい、俺から揚げ物の匂いがするだって? 冗談はよしてくれ、俺の匂いは機械油と子供が喜ぶなんかの匂いって相場が決まってるんだぜ?(言いながら自分の匂いを計測する)
おーけいわかった、揚げ物屋から油もらうのはやめるわ。あぁ、何でミルクを一緒にと思ったらそういうことかよ
……大丈夫。大丈夫よ。
お酒だって飲めるようになったのだもの。
この程度で音を上げては、わたし、一人前のお姫様を名乗れないわ。
(お姫様、と大人、がやや入り混じってきておりました。)
……でも、ええ。
お砂糖やミルクぐらいは、入れてもいいのかも。
(とはいえ、せっかくのコーヒーをおいしくいただけないのは問題ですから)
(妥協点は見出すべきでしょう)
ま、酒の方なら甘いのもあるからな。
砂糖やミルクの力は大いに借りてくれ、その凛々しい眉が落ち着くようにな。
(ひょいと自分のカップを飲み干して)

ドーナツの匂いだったら子供が寄ってくるかもよ?

さてと、俺はそろそろ失礼するぜ。またなぁ
あぁ、何で砂糖やミルクがセットで良く運んでるのかと思ったら、にゲェから誤魔化すのに使うのか、何でそんなしてまで飲むんだろうな(と首をかしげ)
まぁたっぷり入れて甘くすりゃあ行けるんじゃねぇか?(と子供向けには基本何でも甘くすると受けがいいことを思い出す)
おー、それはいいアイデアだ、次からはドーナツ屋に油をもらうことにするよ、おうおうあばよ!(と手を上げ)
そうさせてもらうわ……きっとお砂糖を使えば、苦さだって落ち着くはず。
(なにぶんカップが小さいので、取りすぎぬよう、慎重にお砂糖を注いでゆきます。)
……わからないわ。一体どうして、こんなにも苦いものを、みんなが飲むのか。
(苦いばっかりではないのですが、どうにも初見の衝撃が上回ってしまっている様子……)

あ。さようなら、スティーブン。お砂糖もミルクも、ありがとう。
(去りゆく知人には、小さな手を振ってみせるのでした。)
まぁ慣れれば美味いつーもんなのかもしれねぇが、まぁ慣れねぇうちは飲めるように調整するのが良いもんだ。
で、砂糖を入れた結果はどうだ? 地獄が一点お花畑でも見えるぐらいの味にはなったか?
(言いながら自分は結局ミルクのおかわりを注文する)
地獄だなんて、大げさだけれど。……でもそうね。少し、飲みやすくなったわ。
(お砂糖による中和で舌が慣れてくると、なるほど)
(苦味の奥に、確かに鼻で嗅いだのと同じ、あの芳醇な香りが宿っているように思えました)
(これを楽しめるようになってこそ、一人前……なのでしょうか。)
……ブラックコーヒーは。わたしの身には、まだ早かったみたい。
ねえ、クラカはブラックコーヒーや、甘くないお酒を、飲んだことがある?
ほぉ、変わるもんなんだな。まぁ其処まで劇的ってほどでも無さそうだが。
(ブラックコーヒーの話を聞いて)いーやねぇな? 俺にはコレがあるからよ!(と言いながらミルクのマグカップを掲げる)
それに酒に関してはこの店酒は出ねぇからなぁ、結果飲む機会が無いぜ。まぁそもそも俺にアルコールが効くのかって問題はあるんだがよ(言いながら肩をすくめるっぽい動きをする。肩が無いので若干珍妙だが)
クラカは本当にミルクが好きなのね。見かけるたび、いつも頼んでいるわ。
わたしにとってのココアみたいなものなのかしら。
(こちらもミルクを使っているので、ある種親戚のようなものでしょうけれど。)
じゃあ、クラカは、あまり他のお店へは行かないのかしら。
酒場などへ通うのも、賑やかで、いろんなお話が聞けて。なかなか楽しいものよ?
わたしでも、お酒を飲んだらいい気分になったもの。クラカだって、ええ、きっと。
(もちろん個人の感想であり、明確な根拠はないのですが。何たって相手はロボットです。)
動物性蛋白質の味わいってもんは素晴らしいもんだぜ、一度知っちまったらやめられねぇ。
(酒の話を聞き)ほぉん、同士にもアルコールは効いたのか、それなら俺もいっちょ試してみるのも良いかもしれねっぇな。問題は酒場に行くと酔っぱらいに踏まれかねねぇ事だが、まぁ同士が大丈夫だったなら俺でも大丈夫か、そのうち言ってみることにするぜ
ドウブツセイタンパクシツ……難しいことばね。わたし、まだ勉強が足りないわ。
(たんぱく質、まではなんとなく、そういう栄養素とわかりますが。栄養学の知識など、もちろん持ち合わせておりませんから。)
ええ。だってイレギュラーズが営業している酒場も珍しくないもの。
あるいはいっそ、ローレットの酒場へ行けば間違いないと思うわ。
わたし達のように、小さな種族のための設備も充実しているはずだもの。
(同士と呼ばれたためでしょうか。とっても嬉しそうに、お姫様が両手を合わせました)
(なにしろ同じ喋る人形になんて、滅多に出会えはしないのですもの。……ロボットなんですけど。)
まぁこの世界じゃあんま使わねぇ単語かもしれねぇなぁ、タンパク質。
おぉぉぉ、そうだな、あそこは酒場があったか、仕事も子守のしごとがメインだからめっきり行かなくなったもんだから酒場もくっついてたことをすっかり忘れちまってたぜ。ウォーカーにゃ小さいのや大きいの色々居るしな、なんかそういう設備も確かにありそうだぜ
ふふ、きっとそれがいいわ。ローレットなら、いつでもわたし達を歓迎してくれるもの。
(拠点となる施設が存在することのありがたさを噛み締め、コーヒーをひと口……)
(……やっぱりまだ苦かったので、お砂糖をもうひとつまみ。)
子守……クラカは、子供と遊んであげるのを生業にしているのね?
なんだか、元いた世界を思い出してしまうわ。
お人形たちを買っていくのは、やっぱりいつだって、子供たちが多かったもの。
ねえ、クラカの世界では、どうだったかしら。
俺の本来の存在意義っつーもんが生まれたばかりの子供を大人になるまで世話する事っつーもんだからなぁ、子供のために買うというか、子供ができたのでまず必需品として俺の同型機を買うって感じだな。
まぁ肝心の俺は出荷直前に人類滅んじまってな、結局何を成すでも無くお空が数え切れんぐらいグルグル回る間プラプラしてたもんよ。人間だったらくっそつまらねぇっつー感じだろうな。
まぁこの世界に来てからはガキの世話も出来るようになったし良いもんだぜ(と言いながら元の世界での停滞を思い出す)
子供の……お世話。まあ。それじゃあクラカは、元の世界にいた頃から、動けたのね?
(なにしろ元は自分と同じような、動かない玩具だったと勝手に思ってしまっていたお姫様です)
(口元に手を添えて、数ある世界の幅広さに驚くばかりでございました。)
でも、人類が滅ぶだなんて。……「悲しい」ことね、それは。
だって、そうなったらクラカは、元の世界で、役割を果たすことができなかったのでしょう。
それはなんだか……なんだか。
(想像し、胸中に浮かんだ感覚をなんと形容したものでしょう)
(自分の知っている限りの言葉を、小さなこころが探り当てようとしておりました。)
……ええ、きっと。胸の中の歯車が、全部止まってしまうような感覚だわ。
クラカがこの世界に来られて、本当に良かったわ。
そうそう、俺はもともと動けたんだぜ、この世界だと人形も動くからロボと人形の違いが説明しづれぇんだよなぁ(と頭を掻いて)
ホントこの世界に来られてよかったぜ。あの世界は来ない客を待ちつづけるロボ、聞く相手も居ないのに音楽を奏で続けるロボ、人類がどうやったら滅びなかったかを演算し続けるマザーコンピュータやら悲しい連中ばっかだったからよ、俺含めてな。
まぁあの世界はまだ続いてるわけで、俺だけ一抜けしてる感じになっちまってるのは否めねぇけどよ。
………………。
(目を閉じて、まぶたの裏に浮かべたのは、かつていた「おじいさん」のお店)
(幸せそうな表情のひとびとに受け取られてゆくお人形たちは、かれらの役割を全うできて、やはりとても幸せだったのでしょう)
(自分もまた、「はぐるま姫」としての役割を全うできていたからこそ、満たされていたのです)
(クラカの語る世界は、想像すればするほど、ひどく空虚で、不思議な感情をお姫様の胸の内に宿しておりました。)
……クラカの世界のお話が。それでも「めでたしめでたし」で終わればいいって、わたし、思うわ。
(さしたる知見も根拠もなくとも。それでもお姫様は、胸のうちに祈りました。)
……でもクラカが「いちぬけた」こと、わたしは嬉しく思うわ。
わたし今、クラカとお話して、とても満たされているもの。
まぁそのうち宇宙人でも来てくれりゃぁ喜んで歓迎するんだがなあの世界はよ(それがあの世界のめでたしかね、と独り言ち)
おうおう、この子守ロボと話して満たされてくれるったぁ嬉しいもんだ。人と会話出来るっつーことはそれはもう素晴らしい事だぜ、ほんとによ
ふふ。わたしだって、いのちを得てから、ほんの一年。
見ようによっては子供のようなものかもしれないもの。
もしかしたら、クラカのお世話になるようなことも、あるかもしれないわね。
(冗談めかした言葉と共に、すっかり甘くなったコーヒーを飲み干すと)
(少し舌先に残る甘みの中に、やはりあの芳醇な香りを見つけられたのでした。)
ありがとう、クラカ。なんだか今日は、とっても沢山のことを学べた気がするわ。
コーヒーにも挑戦できたことだし。わたし、そろそろ行くわね?
HAHAHA、子守が仕事だからな、子供本人からの依頼も歓迎するぜ?(言いながら首がまわり、目が光る)
おう、あばよ! 俺も帰るとするか(とお代を置いて立ち去る)
さようなら、クラカ。
(歯車が「鳴らない」、不思議な、ぽっかりとした感情)
(これには一体、なんて名前をつけたらいいのかしら――)
(お代を置いた後、こころの代わりに、思考の歯車をきりきりと鳴らしながら、お姫様もまたテラスを後にしたのでした。)

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