PandoraPartyProject

ギルドスレッド

キャリー喫茶店

【個別スレ】幽霊の手でも借りたいぐらい

▼某日、昼頃。客入りもそこそこで、落ち着いた雰囲気の店内。
 カウンター席に座って、パーセルは何やらカリカリと書き物をしているようだった。

※月見里・依夜、パーセル・ポストマンの個別スレ
前スレ: https://rev1.reversion.jp/guild/6/thread/2486

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あー……こんなモンか?(紙に書き上げられたものは、研修項目のリストだ。以前から数人研修していたのだが、進行度がまちまちなので何をやったか何をやるべきなのかがこんがらがってしまうことが多かったため、作られた)
っつか、依夜の嬢ちゃんがどこまでやりたいかっつー問題もあるか……。さて、どこまで教えたもんかねえ。
(カランカランとドアベルの音を響かせ、騒霊の少女が入ってくる)
お~、マスター。今日は何してるの? 家計簿? 新メニュー?
(ふわふわと浮かびながら、覗き込むように頭上に飛んできて、紙を覗き込もうと)
おう、いらっしゃい。今ちょうど依夜の嬢ちゃんのトレーニングメニューを作ってたところだ。
(ほらよ、と作っていた研修項目のリストをぴらりと見せる)
前に研修を受けたいとかなんとか言ってただろ? 何をどこまで教えるかちと整理しようと思ってな。
おお! ナイスタイミングってやつかな? トレーニングってなるとがぜんやる気出てくるよ。どんなのだろう。
(目の前のリストを浮かんだままふんふんと頷きながら眺めて)
なんだかずらっと並んでてわかりやすそう! マスターありがとうっ。よぉし、頑張ってみちゃうよ! 美味しいお菓子が待ってるもん。
やる気があるのは良いことだ……と思っていたら甘いもの目当てだったか。
(まあそんなこったろうと思ったが、と苦笑する)
頑張るのは良いが、アンタまさかその格好でやるつもりか?
(ほらよ、とカウンターの裏から適当に引っ掴んだエプロンを山なりに投げ渡す)
ろーどーには正当な報酬があってこそ! むしろ安上がりだと思うんだけどなぁ。(むす~っとした表情を作りつつもあんまり気にしていない様子で、放り投げられたエプロンをふわっと浮かばせその場で装着)
わぁぁぁ、なんかこれぞ給仕って感じだよね。制服の上からエプロンってちょっとなんだかそっち向けの雰囲気しない? 大丈夫? えへへ、ちょっとこれは需要出てきちゃうかも。
(くるっと回ってポーズ決める幽霊)
確かにそれもそうだな。(安い女だとか甘い女だとか、そういう言葉が脳裏を過ぎる。後でせめてお食事券ぐらいは作って渡しておこうと心に決めた)
あん? そっちってどっちだよ。似合うっちゃ似合うが。(カルチャーギャップでアンタは何を言っているんだと首を傾げる。どうせロクでもねえことなんだろうが、と胸中で溜息)
まあ良い。とりあえず備品の説明からしていくか。ここがアンタの知ってる通りカウンター。カウンターの裏の戸棚には紅茶の葉っぱが置いてある。嬢ちゃんの好きな砂糖菓子の茶葉もあるぜ。(戸棚を開くと、むわ、とむせ返るほど濃密な様々な茶葉の匂いが香ってくる。小さな缶や瓶、それから麻袋に入った茶葉が整然と並んでいた。)
でしょでしょ、もらった分は働くつもりだもん。役に立ったなあとか思ったらその分余分になんかくれたりしなかったりしてもいいからさっ。
でしょでしょ似合うでしょ。やっぱりこういうのは親和性が大事なのっ(指を立てて説明するようにゆらゆらと揺らし、どこか得意げな様子で)
はぁい、センセ。お願いします! いっつも出してるお茶ってこっから出てきてたんだ。入れ物も、それぞれ違うのね。(溢れ出てくる香りの奔流には、驚いた様子ながら楽しげな色が見える。指さしつつ、どこに何があるか確認し)
入れ物が同じだったら紛らわしくってかなわねえよ。
(砂糖菓子の茶葉袋を1つ取り出し、戸棚を閉める)
こっから茶っ葉を出したらすぐ閉める。他の匂いと混じるとマズいからな。紅茶の淹れ方ぐらいは……わかるよな?
あ、そっかそっか。箱で判断してたんだね。さっすがマスターあったまいい!
(ぽんと手を打って何度もうなずく。葉っぱの形で判断しているとでも思っていたようで)
すっごくいい香りだったけど、店内全部紅茶一色になっちゃうもんね。これはいけない。ちゃんとしっかりしめてみるよ~!
紅茶くらいわかるよっ、飲んだことはいっぱいあるし(えへんと胸を張るが)
あれ、バッグに入ってないの? 葉っぱだけなの?(初体験だったらしい)
(一瞬期待してしまうとは、迂闊だったと軽く溜息をつきながらポットやらスプーンやらを引き寄せる)
まず湯を湧かす。大体デカい魔法瓶の中にちと冷めた熱湯が入ってるからそれを沸かし直すと早い。で、ポットを温めるために湯を少しだけポットに入れて温めたら捨てる。茶っぱを人数プラス1回分スプーンで入れる。お湯を注ぐ。茶っぱに応じた時間が経過したら茶こしを使ってカップに注ぐ……。付いてこれてるか?
お湯を沸かす、そうだよね、お湯ないとあったかい紅茶にならないもんね。え、お湯捨てちゃうの?(ポットを温めるのに使ったお湯を見て)
あ、そうなんだ、人数よりちょっと多めに入れるんだね。よぉし、何とかわかってきたよ。ん、大丈夫。マスター丁寧よね。
(えへへと楽しそうに笑う。空中に浮いたメモ帳の上を同じく浮いたペンが走っていた)
他人に出すモノなんだ、丁寧なのは当然だ。雑なモン出して見ろ、ナメて掛かられちまう。
(宙に浮かんで一人でに動くペンとメモ帳を見て、便利なもんだと吐息する)
その調子だと実践がどうかはさておいて、とりあえずは大丈夫そうだな。あとは……そうだな。嬢ちゃん、ラテアートとメニュー覚えるのと、どっちが良い。
そっかそっか、だからあんなにいつ来てもおいしいのが飲めるのね。細かいこといろいろやってこそなんだ。(感心したようにうなずいて)
できるかはわかんないけど多分大丈夫。あ、ラテアートやってみたいっ。どうやるのかなってすっごく気になってたんだよ。(両手を胸の前に。うんうん頷いて興味津々アピール)
マキネッタは……まあ滅多に使わんし別に良いか。
(コロコロ変わる依夜の表情を見て色々とせわしないやつだな、と思いながら、さっさと必要なスチームミルクと、エスプレッソマシンでカップにエスプレッソを2人分淹れてしまう)
ほれ、お前の分だ。俺がまずやってみるから、嬢ちゃんも続けてやりな。まずはカップを傾けて、そこにピッチャーでスチームミルクを注ぐ。ゆっくりだぞ?
わぁぁ、ありがとうっ。カップを傾けてピッチャーでミルクを注ぐ。で、合ってるかな。
(いったんメモを机の上に。同時に動かすのは慣れていないようで置いて)
(手にしたカップを傾けて、零れぬ程度で止めてミルクを注いでいく)
け、けっこう重いね。これ。どうかな、うまくいくかな。
(なんとかカップの表面には白いキャンパスができあがり)
持ってる内に慣れるから安心しとけ。
(自身もまたピッチャーを傾けてカップにミルクを広げる)
……ん、初めてにしちゃ上出来だな。作りたい造形によっては、ミルクを広げる段階でピッチャーを回しながら注いだりとか色々工夫する必要があるんだが、まあそこは追々だな。
で、ピンを使って形を整える。えーっと……。
(ピンを使って一旦依夜の模様に近付けてから、ちょいちょいとピンで切れ込みを入れたりミルクを救っては布巾で拭って、できたのはハート模様)
こんな感じだな。
慣れるかな。慣れるといいなぁ。浮かせて作れるようになったらきっといいんだろうけど。(指を軽く動かしてみながら)
ほんと? よかったぁ、ちゃんとできてた。わわ、そんなのもあるんだ。私にちゃんとできるかな。
(作られた模様にはわぁと感嘆の声を上げる。しげしげとその様子を見て)
ほんとだっ、ちゃんとハート型になってる! マスター大胆!(余計なことを口走りながら)
何が大胆だ。基本だ基本。大体ラテアートを頼むのは女性客だから女受けの良い物を作るのは当然だろ。
(半目でラテアートを作ったカップを手にとって、飲んでしまう)
え、私への愛を表現してくれたんじゃないの? ひど~い、マスターのいけず~。(冗談たっぷりの口調で楽しそうに笑って)
よ~し、そしたら私もハート形にチャレンジしてみるよ。どんなふうに整えたらいいのかな。(ピンを手に)
おととい来やがれ。
(この手のからかいにはどこかで慣れているのか、ぞんざいに切り捨てる)
ピンは基本的に引き算だ。余計な泡をすくい取ったり切り込みを入れて形を整える。時間と泡をいかに割らないかの勝負だから、要反復練習だな。
ひどくない!? 花も恥じらう乙女の純情をもてあそんでおきながら。
(ぐすん、と口で言ってる。あんまり気にしてはいない様子で)
ピンを抜いて作っていくんだ。あんまり時間はないんだね。よぉし。(ピンを使って作ろうとしてみるがどうしてもいびつな形になってしまい)
最初の内はそんなもんで上出来だ。ピンを使わずにピッチャーとカップの動きだけで動きを作れるラテアートもあるから、そっちの方が楽かもしれねえな。
ま、今後来店ごとに一杯ぐらいは練習のためにサービスしてやるよ。うまくなるまではな。
うう、失敗だったんだよ。ちゃんとハートにしようと思ったのに~。
ミルク注ぐときに絵を作っちゃうんだ。いろいろあるんだね、ラテアートって。
(ふんふん、と頷きながらメモを走らせ)
やったあ、あれ、つまり上手くならなかったらカフェラテ飲み放題?
ああ。ただし俺に一生バカにされ続ける。失敗したタダのカフェラテを飲む気分を聞いてやろう。(冗談めかして笑ってみせる)
ひ~ど~いっ。もう、すぐに上手くなって見返しちゃうんだからね。びっくりしたって知らないから!
(冗談めかせてこちらも笑って)
コツをつかめば何とかなるはずだもん。絶対できるんだから。
おう、その意気だ、その意気。うまくなったらカフェラテの料金を存分に取ってやるよ。
ま、飲み物を作れて物を運べりゃウェイトレスとしては及第点だな。研修としてはこんなもんだろう。
(一瞬料理も、と考えたが、恐らくこの調子だと料理もできないだろうな、と諦める)
え~、美味くなったら練習も料金込みなの? うう、しばらくはあの甘いのは我慢ね。頑張らなきゃ。
ありがと~っ。すっごくわかりやすいしためになったんだよ。これで立派なウェイトレスね。
(えっへんと嬉しそうに胸を張る)
普通に両方頼めばいいだろ。(手をひらひらと振る)
ウェイトレス……。(はて、と呟いて依夜を見る)
そうか。そういえばウェイトレスの制服も用意しねえといけねえのか……。さて、どうしたものかな。
まぁね、大した量じゃないもん。どっちも楽しめばいいのよね。
(制服を見やすいように広げて見せて、こてっと首を傾げれば)
え~、制服ないの!? なかったの!? やだやだ、可愛い制服じゃなきゃや~だぁ。
(騒霊らしく騒ぐ依夜を見て、頭を掻く)
ならこうするか。ラテアートをうまく描けるようになったら制服を一着くれてやる。服飾ギルドまで採寸でもなんでも付き合ってやるよ。
その代わりにこき使わせてもらうが。
ほんと!? ほんとですかっ! わああ、聞きましたからね、前言撤回はなしですからね。
えっへへ~、嬉しいな、嬉しいです。専用のお洋服なんて、絶対嬉しいですから。
あ、こき使うのはほどほどでお願いします!(しゅたっとてをあげて)
どれだけ嬉しい嬉しい言うんだよ。
(少し軽率に約束を取り付けてしまったかと思い直す顔をコーヒーを飲んで誤魔化す)
そりゃ客の入り具合によりけりだな。天の神様にでも祈っときな。
え~! ひどいです、鬼です。悪魔! こんないたいけな少女をこき使おうだなんて!
(わいわいと騒いだ後で、くるっと宙を回って)
だって、だって専用のお洋服ですよっ! 可愛いウェイトレスさん。
……嬉しいに決まってるじゃないですか。
(ふわりと浮かんだまま、幾分か落ち着いた様子で。幸せそうな笑顔を浮かべる)
……ま、アンタが喜んでくれるんなら俺も嬉しいがな。
(ウォーカーの訪れる喫茶店で安心するような笑顔はよく見るが、幸せそうな笑顔を見ることは少ない)
ま、それもこれもアンタのラテアート次第だけどな。幽霊の尺度でのんびりやってっと、そのうち約束も忘れちまうかもしれねえし。
んな……っ!!?
そうでした、そうでした。無限の時間があるから余裕! とか思ってましたけど、無限なのは幽霊だけでしたっ。
これは頑張らないといけませんね! 練習練習っ。
普通に俺は寿命で死ぬわ。つか何十年待たせる気だったんだ……。
(はあ、と溜め息をつく)
ま、俺が約束を忘れねえ内にさっさと上達するこったな。
(もっかいやっとくか? とカップを差し出す)
え、とりあえず三十年くらい……?(首をかしげて)
うんうん、もう一杯お願いっ!(びしっと1本指を立てた)
(人間五十年だとしたら死ぬ直前じゃねえか、という言葉をぐっと呑み込んで、代わりにはあ、と大きな溜め息をついた)
はいよ。ま、ほどほどにな。
(立ち上がって、カフェラテに必要なものをまた揃え始める。今度の新人は手がかかりそうだった)
――――このスレッドは終了しました――――

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