手帳を開くと、いろんなものがページを賑わせている

ころころとした可愛らしい文字
何かの動物と思われる落書き
どこかのお店の名が書かれたシール
鮮やかな押し花の花びら

さて、持ち主は何を記しているのか……

＊ ＊ ＊

ノースポールが、気が向いたら書き込んでいる日記です。
このスレッドの内容は【あなたが手帳から得た情報】として、彼女との交流に活用してもいいし、内緒にしててもいいです。
その辺りは、手帳を見ているあなたに委ねます。
適当なところで新しくスレを立て替えます。

【6/29】
幻想を出る為に本格的に動き出したサーカスと団長。
貴族兵士達がサーカスを止めてくれていたお陰で、間に合った！

現場での戦い方は、いろんな選択肢があった。
わたしはチーム【剣の檻】を立ち上げ、
劣勢だった貴族兵士に対し、攻撃による援助を行ったよ！

高火力大砲なボルカノさんに、素晴らしい守備力の琴音さん。
仲良しで頼りになるシラスさん。
コンビネーション抜群のルーキスさんとルナさん。
劣勢を明るく照らすサティさんに、器用に戦えるサンディさん。
そしてわたしの８人で、戦えるギリギリまで頑張ったよ。

重傷者が半分で済んだのは、
作戦通りに撤退できたからかな、って思ったよ。
強靭なイレギュラーズでも命を失いかねない、危険な戦場。
全員で帰って来れて、本当に良かった……。

後の報告書で知ったんだけど……
団長もクラリーチェも「反転」した存在だから
元はわたし達と同じ、普通の人だったんだよね……。

魔種との戦いは、まだまだ続きそう。
わたしも戦えるよう、もっともっと強くならなくちゃ！

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/608