５人掛けの椅子がいくつも設置された礼拝堂。
ステンドグラスや神像はないものの、説教台とパイプオルガンはある。
誰でも入ることができ、常時解放している。

※雑談用オープン卓です

いつ、だれが来ても良いように、お掃除はしておきませんと（ほうきでサッサッ）

色々まわって折角なんか見つけたから来たぜー……ふぁぁーぁ
（欠伸しながら礼拝堂に入り、五人掛けの椅子に腰を下ろすとそのまま寝入る）

寝すぎちまってたなー、そろそろ家に帰るかね（お邪魔しました）

私としたことが、覗くのをすっかり……！
も、申し訳ありません！

……お？こんなところに教会があったとは。覗いてみるか。(礼拝堂の扉を少し開け、中を窺う)

あら、しばらく空けていてごめんなさい。
こんにちは、どうぞ中へ。

(見つかった。いや隠れてはないのだが。)
や、これはどうもこんにちは。
それじゃ、お邪魔します。
(扉を開き、建物の中を軽く見、そして目の前の女性を見る)
ここの教会の方ですか？
(ボロい身なりで来たことを後悔しつつ、
ひとまず丁寧に話そうとする)

ええ、司祭などはおりませんが。
私が管理しております。
……私しかいないものですので、色々と手つかずな状況ではありますけれども。
よろしければどうぞ、お掛けください。

司祭がいない…。そう思うと割に中々綺麗だな。色々大変だろうに。
早めに教会の他の人も来るといいね。

それじゃ、座らせてもらおうかな。
(座った後、すこし不思議そうな顔をして
椅子を確かめている素振り。そして小声で 「これ、こういう座り心地だったんだ」とちいさく呟いた)

人が集まれば嬉しいですけれども……。
これはこれで気に入っているのですよ？
私一人の教義でいられますから。

へぇ……うん？「私１人の教義」か。
(聞きようによっては不安のある言葉だ。)
ちょっと今まで勉強不足なもので聞きたいんだが、
その「教義」と「神様の名前」を教えてくれないか？
(言いつつ、何か像みたいなものがないか少しきょろきょろする。いやタコの像とかなければいいんだが。)

特定の神がいるわけではありません。
神という概念はありますけれど、善行を積むべし、が教義でしょうか。
食べ物に感謝することですとか、困った人は助けることですとか。
先ほど申しましたように、概念としての神なので、特定の姿かたちがあるわけではないのです。

……なるほど？じゃ、今君が神に守られてるとか、神の意志を代行してるとか。
そういうのとも違うわけか。
聞いたこともないが……
面白いというか、ストイックというか。

とはいえ、善を積むこと自体にはあまりピンとこねぇ。
祈りの言葉みたいなのもないのか？

強いて言えば、感謝、でしょうか。
今日の食事に感謝、今日の生に感謝、です。
感謝を忘れず善行を積めば、きっと自分に返ってくる。
もちろん、自分のため、というつもりはないですが、情けは人の為ならず、です。

きっと自分に返ってくる、か。
早めに返ってくると楽なんだが…っと、何でもねぇ。
感謝、ね。とするとこうか……
(目をつぶり、手を合わせ)

「神よ。今日の生に、そしてこの出会いに、感謝します。」

(言い終わった後、少し目を開けて反応を見ようとする)

少々日を置いてしまいましてすみません。

ええ、そんな感じで大丈夫ですよ。
感謝をささげることが、神への言葉となるのです。

なあに、俺の方には特に急ぎの用事もないのでね。

(ちょっと遠回し過ぎたか、逆に悟られてしまったのか…実は、今日出会ったのは１人だ。
しかしまぁ、この結果も悪いモノではない。)
なるほどね。
今まで結構な数だけ門前払いされてきたが、こういうのなら何とかやってけそうかもな。

ええ、簡単ですよ。
そういうもので良いのですが、それを難しいもの、と捉えてしまう方もいらっしゃるので。嘆かわしいですが。
ところで、あの、門前払いというのは？

なるほどなぁ。

……ああ、そっか。いやいや、最近の話じゃないんだ。
これでも一応イレギュラーズなんだが、その前はちょっとした街にいてな。
その街とその周りには結構立派な建物の教会が数件あったんだが。
「お前のような者が来るところではない」の一点張りで中すら覗けなかった。

まー多分ヒトガタのかみとは

(途中送信してしまいました。ごめんなさい。)

まー、ヒトの形の神とは多分相性悪いんだな、とか。
良い子でもなかったからな。

人型と愛称……？
あなたはカオスシードのようですが。
神は見た目で判断などしませんよ。
善行と徳によって判断するのです。

ああいや、ヒトガタっていうのは神の方の話でな。よく知らん異形の神みたいなのに誘われたことはあるんだ。断ったが。
俺自身はその通り、カオスシードさ。

……善行と徳、か。今までのトータルだとちょっと自信がないが、いまから積んでも間に合うかな。

神は不定形であると思いますよ。
その土地、その人、神はあらゆる姿になるのです。
そしてあらゆる表情をお持ちです。
どのような神を信じるかは、その人次第なのですよ。

徳を積むことに早いも遅いもないですよ。
思い立ったが吉日です。

問題はそこじゃないわけか。
なるほど高次元な話だ。

優しいんだか厳しいんだか。まあでも確かに、始める時期を迷うのも意味のないことか。
それじゃ、俺も早いところ自分に出来る「よいこと」を探さなきゃならんな。
(言いつつ席を立とうとする)

神ですから。
私たちと同列の次元で考えるべきではないと思いますよ。

……あら、もう行かれますか？

言われてみればそうだ。
どうせ遠いと思ってちゃんと考えてこなかったな……

俺に出来る「よいこと」を探すのも、早い方が良いかと思ってね。
まあ急ぎの用事があるわけじゃないから、掃除の手伝いぐらいならやってからでもいいんだが。

そういえば。
貴方のお名前をお聞きしても…？
(すっかり忘れていた。俺としたことが。)

あら、手伝っていただけるのですか？
ありがたいことです。一人でお掃除するのも大変でして。
では遠慮なく（いそいそとほうきを持ってきて）

ああ、私の名ですか？
ソフィアと申します。よろしくお願い致しますね。
せっかくですから、あなたのお名前もうかがえますか？

腕に覚えがあるわけでも、何か作れたり知ってるわけでもないからな。
掃除くらいは、お安い御用だ。

なるほど、ソフィアさんだな。いい名前だな。覚えたぜ。
俺はサンディ。サンディ・カルタってんだ。よろしくな。

あら、絵姿が……。
おめでとうございます。
ようやくハッキリと顔を見てお話できますね。
サンディさん、ですね。よろしくお願い致します。

では、早速ですが。
簡単に掃き掃除から始めましょうか。
椅子の下ですとか、結構埃が……。

ありがとう！ああ、やっと完成だ。
といっても予定日より2週間以上早いんだけどな。

了解だ。もし触っちゃいけないものとかあったら、早めに頼むぜ。
（箒を持ち、前の方から掃き始める。）
たしかに、少し溜まってるようだな。
（別段予想外でもないが、確認するような感じで口に出す）

また、日が空いてしまいましたが……。
納品予定より早いと、嬉しいものですよね。

あら、丁寧にありがとうございます。
これだけでも、だいぶきれいになるもので。助かります。

……さて。
せっかくお越しいただいて、ですけれども。
諸事情で、私はここを出ることになりました。
お足を運んでいただきまして、ありがとうございました。
どうぞサンディさん、お元気でいらっしゃってくださいね。

そうなのか？
せっかく会えたってのに残念だが、そればっかりはしょうがないな。

……いや、むしろこれはあれか。
君がいる間にここ来れたのは幸運だった。
この出会い、君、そして君の教えてくれた「神」。この先も俺は忘れないぜ。

それじゃ、さようなら。
ソフィアさん。
……きっと、また、どこかで。

(男は去っていった)

あそびにきましたよーおいしょこらーっ！
（教会とか全く縁のなさそうなテンションの女子がババーンッと扉を開けてやってきた）

いらっしゃいますかあああああっ！
いらっしゃらなかったらお返事を下さいなあああああっ！