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文化保存ギルド

今夜の喋り場・その30の7くらい

来客と私が一対一でおしゃべりする場所よ。
招待客以外は遠慮してね

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ふはっ(楽しげに笑って)
そうね、それは皆によく言われるわ。
私の中の鉄則ね。私がどれだけ能力を持っていて、どれだけ結果を出していても。それらを絶対に良しとしないという感じ。
常に飢えること、常に欠点を探すこと。そう自戒を常に持つようにしているわ
…まぁ、やっぱり皆が気になるよな(少しだけ気まずそうな顔をして)
理由さえ聞ければ悪い事ではないとはわかるが…その、不安になってしまってな
すまない、人の内面とか、苦手なんじゃよ、儂(平静を装ってクッキーを齧るが尻尾が垂れ下がり)
無論、その結果周りの人に心配をかけるのはよろしくないのだけどね。
ただ、そうしないと失敗してしまう。現に私は「1回だけ」この世界でも失敗してるから。

いいのよ、私は貴方の言葉が聞きたかった。得意不得意ではなくて。そう喋ってくれたことが嬉しいの(隣でくすくすと笑い、髪が揺れるとわずかに蛍の光のように燐光が漏れる
1度だけ…その失敗を、聞いてもいいかな?

…うー、でも悔しいものは悔しいからなぁ(ふと違和感を覚えて髪を見て。光っているのに目を丸くしている)
大したことじゃないわ。さきの天義での大戦の際にね。暴徒を押し止めながら魔種を探し出せって仕事で。可能な限り暴徒を殺さないようにしつつという作戦を立てて。全員がなかなかの実力者だったから。そこまで私が手を加えなくてもいいか、と思ったらものの見事に失敗してね。
だから自戒したわ。どんな時でも、要点だけでも、必ず絶対に妥協してはいけないってね。
あれであの町、何人死んだかわからないもの(こともなげに話して)

それに、悔しいと思うなら。もうちょっと理解に時間を割けばいいのよ。貴方がそれを望むのなら、だけどね?(どうかした?と首を傾げて
あぁ、天義か。…儂らヒトじゃし、たまには間違うからな。…ふふ、心配する必要もなく、先を見て、強いな、イーリンは(ほんの少しだけ頬を緩めて

…ん、望んでもいいのなら、儂は他人を、イーリン殿を少しでも理解したい、かな
あぁ、いや。綺麗に光るな、とね
そういうこと、まったく、おかげでそれまでは「私の依頼成功率は100%、幸運の置物だと思って頑張りなさい」なんて励ますこともできたのに、それができなくなっちゃったわ(やれやれ、と冗談めかすように肩をすくめて)

ふふ、理解してくれるの、楽しみにしてるわ。
っと、髪か、ああこれはね(一房手に取り)
私、魔力が全身に蓄積する体質でね。特に髪に顕著なのよ。だからたまに、テンションが上ったり、魔力が活性化する夜になったりするとこうして髪が光るのよ。
活性化すると、こんな感じで紫色が濃くなるの(よっと、と魔力を励起させると色が変わり。ついでに肌から血の気が引いていく
イーリン殿努力で100%だったんじゃろ?なら置物とはまた別じゃないか?
いや、それでも9割超えだから純粋に励ませるとは思う

……えっとつまり楽しめて貰ってるという事でいいのか?…顔色は悪く見えるが(少し焦っているのかワタワタとしている
もちろん努力よ。けど、自分たちはこの依頼に成功できるっていうのを「私個人」に依存するのではなくて「運良くやれる、頑張ればできる」って周りに思わせることに意味があるのよ。

(魔力の励起を抑えるとあっという間にもとに戻り)
楽しんでいるということでいいわ。ただこの髪、夜でも光るから明かり代わりにもなって便利なんだけどね。全身魔力の塊ってわかるから人さらいにみつかったら大変(焦らなくても大丈夫よ、と加えながら前かがみになり、リアナルの顔を覗き込み
………えっと、つまりアレか。個人の力量があって、それに固着した勝利ではなく。個々の力量があって、それを上手く扱えた勝利にする、ということかな?(人差し指でくるくると空想イメージを描きながら

ああ確かに、タチの悪い奴らなら観賞用にとかで捕らえかふぇぁっ?!(捕らえられたイーリンの姿を想像していたら目の前に顔があって驚き
そういうこと「努力するあいつに任せよう」じゃなくて「幸運の置物もあるし、自分たちが頑張れば余裕だ」って思わせる安心感。大事なのはそれよ。それに、1人で7人を励ますのは無理があるわ?

(目の前で驚かれると、くすっと笑って)
そんなに驚かなくてもいいじゃない。ちょっと貴方の目をじっくり見てみたくなっただけ(ごめんね、と人差し指を唇に当てながら
なるほど、な。確かに後続の育成も作戦の穴埋めも、一人一人が気を使い始めるか
皆が皆を励まし合い士気も上がる。すごいな

…ご、ごめん。儂も悪かった……ただ、うん…その、恥ずかしい…(顔を赤くしても目は逸らさずに
「貴方こういうことできる?」「それいいじゃない」「任せるわ、それすごいじゃない」ってね。やっぱりあの人が居ないと駄目、じゃ意味がないの。あの人ならどうやるだろう、自分ならこれができるって。考えてくれるのが一番嬉しい、私も楽ができるわ。

前にも話したけど、オッドアイはあまり見ないから。私も見てみたかったの。相談に乗ったお礼だと思ってくれれば構わないわ(くすっと笑って、その時に唇から漏れた息は多分、向かい合ったままならぶつかってしまうほど
やらなければいけない時、できることをやる。…その時には特にイーリン殿のような考え方は重要じゃな
…やっぱり凄いよ

……わ、儂のは、ただのオッドアイじゃし…その……流石に……近い……(いつのまにか顔が真っ赤になっていて目も泳ぎ始めた
凡人の処世術よ。私一人が頑張るより、私以外の7人が頑張るほうが効率がいい(ちょっと頬を染めながら笑って)

ええ、でも綺麗よ。こうして見ていて飽きないくらいには(ゆっくりと離れて、ソファの背もたれに体を預けながら、残念と小さくいたずらっぽくつぶやく
…1を10にするよりも、10を100にする方が良い。昔だか異世界だかで言われたらしいことじゃが。…儂らの「現実」にはイーリン殿の方が正解じゃな。充分天才じゃよ。イーリン殿は(釣られて微笑んで

はぁ……まぁ…その…な、流石に、綺麗な顔が目の前にあるのは、心臓に負担がかかるというやつよ(息を整えて軽口を叩ける程度にはなったものの尻尾は喜びを表していて
ふふ、こそばゆい褒め言葉をありがとう(軽くウィンクして)

そんなにドキドキしてくれたのなら私も嬉しいわね。ああ、そういうところが見たくてお茶会に誘った、というのはあまりに露骨かしら(尻尾を横目に見て、楽しげに片膝を抱えてその上に自分の顎を置いてリラックス
ふふ、どうも…というべきなのかの?

…それは、その、構わぬのだが、そんな風に言われてしまうと次の誘いからは儂も警戒せねばならぬからな?(落ち着いたのかゆっくりと尻尾が揺れて
…なぁ、唐突なんじゃが。隠し事って暴きたいかな?
あら、それは困るわ。じゃあ次のお茶会ではずっと向かい合ったままおしゃべりするようにしましょう(リラックスしたまま冗談めかしてから)

そうね、隠し事は暴きたいわね。いえ、もちろん面白いもの、興味のあるものに限りね?
なかなか意地悪なことを言うのー?余計警戒してしまうかもしれんぞ?(くすくす微笑んで

…では一つ、儂の隠し事を聞きたいのなら、教えよう。聞くかの?
ふふ、それでも不意打ちのチャンスはいつかくるから問題ないわ。なんてね。

ええ、せっかくだし聞かせてもらうわ?
ま、その、アレだ。顔を近づけ過ぎないのならいつでも良いからの?

では。儂の真名。母上から授かりし旅人世界にて技法手法を意味すると言われる「マニエラ」それが儂の真名じゃ
…ま、隠してると言うより、自戒の為に偽名を使ってたのじゃがな
ふふ、了解よ。

って、あら。それは……なかなか大事な情報ね。
普段から偽名を使っている私にとっては、その意味はなかなか、重いわ。
マニエラ……うん、いい名前じゃない。
しかしどうして自戒で偽名を?
さてさて、そこからはイーリン殿に考えてもらわねばな?(悪戯っぽく微笑んで
…冗談じゃ。単純に自分の行いを恥じて、と言うことにしておいてくれ。あの人から呼ばれた名前を、そのまま名乗るには儂の心は弱過ぎた(儚く陰りの無い微笑みを見せて
あら、それはそれで良かったのに。
ふむん、なるほどね。ええ、わかった。そういうこともあるわね。
じゃ、少なくとも二人っきりでもないときは、いや二人でもリアナルと呼ぶわ。
んー、しかし困ったわね。良いことを教えてもらっちゃった(膝の上に顎をおいて考える仕草
あまりにもヒントがなさ過ぎた故な
ん、イーリン殿が望むのなら。リアナルで構わぬよ。まぁ、なに。色々と吹っ切れている儂もいる。人前で呼ばれても構わぬほど、にね
…困ることのほどかな?あぁ、これはこの様機会を、相談や雑談に乗ってくれた対価。何か返されてもこちらも困るから、な?(くすくすと
ふふ、ヒントをゆっくりと得ていくというのも悪くなかったけどね。
では遠慮なく、対価を受け取っておきましょう。
それに真名を呼ばれるというのは、リアナル自身がくすぐったくないのかしら?
うむ、受け取ってくれ
なに、先ほどもゆうた通り吹っ切れた。…急に呼ばれたら気付かない可能性はあるが、ね(頬掻きつつ苦笑して
なるほどね、吹っ切れたから過去の名前でもあるか。
……さり際に耳元でささやくとか面白そうね(リアナルの方を見ながら、ぼそっとつぶやいた
んむ。どちらも過去の名前といっても過言では無いが、な。この名前もまぁ愛着は沸いたし…どちらでも、いいのだが。一人ぐらい知っていてくれた方が、とね
……聞こえておるぞー?ブルーブラッドは耳が良いからなー?(ヒクヒクっと耳が動いた
そうね、過去の名前を知ってくれているというのは、案外安心感があるわ。
何のことかしらー(しれっと目をそらして)

ああそうそう、私の本名はちゃんと登録書類のものだからね。すごい偽名っぽいとか。そもそも名字と名前で国籍が違うとかよくわからないツッコミを受けたりするけどね?
あぁ。もはや儂の真名を知っているものも少なくなってしまってたからなぁイレギュラーズには一人……だったか
儂が先に仕掛けた方がよさそうじゃなぁ?

登録書類………えっ(固まった
あら、私に先に仕掛けたらそれを口実にどんなことをされるかわからないわよ?
後日貴方が娶ってくれるまで居座ってやる。なんて言うかもしれないわ?(冗談めかしてから

ん?(なんで固まるの、と不思議そうに
ほーん?それはそれでやる価値はありそうじゃなぁ?娶ることが出来るのなら一石二鳥じゃないかの?(扇子で口元隠してくすくすと

……いや、ほら、割と堂々としてるのは、なんか、驚きというか
10
私に惚れると火傷するわよ? スケコマシに嫁ぐと振り回されるでしょうし

だってローレットの公的書類を見る事ができるのは少なくとも関係者だけだからね。
それなら堂々とするわよ。あくまで私の偽名は呪いよけのためだから。そして同時にそれは味方を信用してるということでもあるわ。
既に何度も火傷している身。今更じゃな?(くすくす

まぁ、確かに、そうか…
うーん。何だか儂が恥ずかしいく感じるな…
あら、その火傷痕を確認しないといけないかもしれないわね。肌にあとが残ったら大変でしょう?(膝を抱えたままいたずらっぽく笑い)

いいのよ、本当に大事なものはひそやかにするもの。
貴方にとって過去のものでも、それでも意味があるから秘している。それは何ら恥じらうことでもないわ。
そういう意味では、称号とか偽名だらけの私のほうがちょっと恥ずかしいわね。
ふふ、一度目は昔の火傷今も跡が残ってるさ。見るか?(同じように悪戯っぽく

そんなことはないと思うぞ?儂は他人もじゃが、まず自分を信じれなかった故のものじゃ。イーリン殿のソレとはまた別じゃ…と思う
では遠慮なく見せていただこうかしら、腕か、脚か、それとも腹か――って。ダメね、顔が近づいちゃう(ざーんねん、と言って)

それなら聞くけど。今は信じてるような人って貴方にはいるの?
むむむ…強い。一歩も引かないとは(素直に感心した様な顔で頷いた

そうじゃなぁ。まず目の前に一人じゃな?
多分私を動揺させるなら。貴方が涙目になって
「何番目でも良い、そばに置いてくれ」
って消え入りそうな声で言ったりすると。多分相当焦るわ?(うーん、と考え

あら、スケコマシでも信じられると嬉しいわ
焦らせたいわけではないんだが、な。ただ、まぁ仮定として一つだけ言わせて貰えば、だ
「一番じゃなきゃ嫌だ」
儂は独占欲が強いからな、嘘でもそんなことは言わぬよ?(くすくす

ふふ、ここまで親身になって相談に乗ってくれるのに信頼できぬわけ無いよな
ふふ、なるほどそれなら安心したわ。独占欲が強いなら、安売りしたりはしないものね、絶対。

ありがと、ついでにスケコマシの技術についても信頼されてると思いましょう(冗談めかしてから伸びをして)

ふぁ、もうこんな時間か。
………というか、ぶっちゃけると、儂そんな感じで相手に迫って…逃げられたんじゃよね…(ハイライトのない遠い目をしていた)

それに関しては信頼というより感心が近いな。…と、そうじゃな。長話をしてしまってすまない
そういうこともあるわ。なかなか、貴方も恋に苦労したみたいね。

ええ、楽しいお茶会だった。発見も多かったし、貴方の成長が楽しみになった。
貴方が戦場に出るつもりはあんまりないでしょうけど。もし私と肩を並べる時が来たりしたら。私はとても喜ぶわね(食器をお盆に乗せて
まぁ、ね。ある程度長生きしてるからな

そうじゃな、いつかは隣に並べる様になりたい。前みたいに、逃げてばかりじゃ進まんしな。と、手伝おうか?
客人に手伝わせるなんて恥だわ。ここは任せて。

そうか、そうか。では月並だけど言っておくわ。登ってきなさい。この領域に……
なんてね!(あはは、と子供のように笑って)
うん、楽しかった。今日はありがと、出口はそっちよ。おやすみなさい、またね?
ん、ならば遠慮なく。

ふふっ。あぁ、いずれはその領域で。では、おやすみ、イーリン。また誘ってくれ。儂はいつでも暇じゃからな(立ち上がると軽く頭を下げて手を振って
っとと、そうじゃった忘れてた。ビルドのメモは助かった。ありがとうなー!(慌てて戻ってくるとメモ振りながら微笑んでから、また戻っていった
気にしないで、間違ってたらごめんね!(手を振って見送る

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