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【騎兵隊】騎兵隊指揮之手引

●前書き
 この内容は騎兵隊の首魁であるイーリン・ジョーンズが何らかの理由により途中離脱をした場合に、騎兵隊の指揮系統の混乱を防ぐと同時に引き継ぎを行うための書類である。
 よって、イーリン・ジョーンズ不在時に騎兵隊を率い、作戦行動を行う場合においてこの書類はイーリン・ジョーンズの指揮として扱う。
 ただし、作戦とは常に変化するものである。後述の「掟」以外は順次状況に合わせて議論、変更をすること。

●騎兵隊の掟
壱・全員生存
弐・来る者拒まず、去る者は追わず

●目標の設定
 騎兵隊は基本的に少数による打撃部隊である。よって
・何に対して打撃を加えるか(以下目標)
 の設定が最優先である。
 目標設定に関しては各依頼毎に設定されている場合が多いが、もし設定されていない場合、騎兵隊は敵の側背に回る、敵の砲兵など火力に優れるが鈍足の部隊を狙うなど「騎兵隊の強みを活かす」
ことを優先した目標設定を行うべきである。
 中には困難な目標を設定される場合があるが、その場合は生存を最優先せよ。

●編成、布陣について
・地上部隊
 基本的に「騎乗戦闘」と「軍馬」の使用を強く推奨する。この2つによる統一した移動力こそが騎兵隊の真価だからだ。
 騎兵隊は機動力と突破力を求められる場合が多いため「鋒矢陣」を使用する事が多い。矢印状のこの陣は、突破力こそあるが横合いからの攻撃に非常に弱い。
 そのため、↑状の再前衛、及び両翼端には防御力の高い者を配置し、直線部分|への火線が集中することを回避する必要がある。最低でも耐久に自信がある者を▲の各頂点に1名ずつ配置すべきである。
 ▲の範囲内には耐久力に自信のある者、接近戦を得意とする者を配置するのが無難だろう。
 |の範囲内には、前方には▲部分に対しヒールが可能な耐久力のあるヒーラー、居ない場合は護衛を付けてでもヒーラーを用意すべきだ。
 そのヒーラーを再前衛とした上で、砲台火力役だけでなく、範囲BS回復役など、可能な限り広範囲にヒーラーの効力が発揮するように配置すべきである。足並みが乱れた場合、騎兵隊は個人ではなく全体にも非常に大きな危険をもたらすからだ。
 殿付近には可能なら耐久に自身がある者、あるいは脱落者を回収する他専門の担当者を用意すべきである。これには馬車が適任だが、馬車は戦闘に対応できない(明確に激しい攻撃に耐えられないと明記されている)ため、留意すること。

・飛行部隊
 飛行部隊には地上部隊が上空からの攻撃を受けるのを回避し、進路上の障害が無いかの偵察を行うなど、情報上の生命線となる。また、地上部隊が転回する際、脆弱な即背面をカバーする援護射撃、突入地点への同時射撃など、射線を自由に通す事ができることによる攻撃面。完全な脱落者が出た場合の緊急回収などの防御面も含めて、役割は多岐にわたる。
 そのため、飛行ペナルティを考慮した上で、機動力による役割分担を行うことが肝要である。
 機動力の統一は、飛行部隊でも地上部隊でも同じように肝要なのだ。
[機動力4以下]
 低空飛行を行い地上部隊に随伴し、進行ルート上の敵排除を主たる目的とする
 ただし上空の敵が増えた場合は上空対処優先
 機動力は低いが、上空退避が可能なためギリギリまで粘る事が可能だが、根本的に馬より足が遅いため、移動ルートを吟味すること
[機動力5-7]
 低空飛行では馬にやや遅れるものの追従可能であり、上空への退避も比較的速い。地上部隊、飛行部隊問わず騎兵隊への横槍を行うものへの初期対応を主として行う。
[機動力8以上]
 騎馬以上の機動力を持つため、地上からのレンジ外である上空からの観測、及びハイテレパスなどを用いた情報共有を主として行う。

・潜入部隊
 大規模な人数になった場合、かつ対人工作が得意な場合。突入すると同時に乱戦の中で敵に紛れ込み、誤った情報を流す、敵の情報を収集するなどの部隊を編成する場合がある。
 当然、下馬して潜入、乱戦の中で工作になるため非常にリスクが高い。ハイリスクハイリターンの戦術である。変装、アノニマスなどによる潜入手段以外に、ハイテレパスや各種超感覚系などを利用すると良い。
 この時、潜入部隊の指揮担当を必ず用意し、連絡手段、救出タイミングなどを設定すること。大規模戦闘であるため、地上部隊がUターンし、突入と同時に内側から食い破ることで合流するなど必ず連携を確認すること。

・指揮担当
 騎兵隊は高度な連携が必須となる部隊である。「戦略眼」「統率」などを持った所謂「軍師」が最低でも1名、加えて地上部隊、飛行部隊を含めて「統率」を1名ずつ追加で持つことがなお肝要である。
 こうして複数用意した指揮担当の役割は「総指揮」「各部隊指揮」「副官」の3種に分けられる。これらは必要最低限の数に留めること。
[総指揮]
 総大将である。「騎乗戦闘」「統率」が必須と言って過言ではない。「共通事項」などと言った内容は可能な限りこの総指揮担当に集約すべきであり、むやみに他の者に複数分けるなどし、参照範囲を増やすことは推奨しない。
 総指揮は[共通事項]を用意し、騎兵隊全体の主目的、基本方針などを記入すること。総指揮の役割はこれが大半を占める。
 また総指揮は必ずプレイングに「全員生存」を記入すること。
「総指揮に従う」という文言は必ず参加者全てに記入させること。

[各部隊指揮]
 地上部隊、及び飛行部隊など、各部隊にはその機動の際に気をつけることや、基本方針を記入する者が居ると潤滑油としてよく働く。これも可能な限り数は少なくすべきである。あくまで騎兵隊を率いるのは[総指揮]である。
[副官]
 前述の軍師に相当する部位である。総指揮へ戦略眼などを用い、情報を提供する役割に当たるとともに、全体の機動を支援するプレイングなどを記入すると良い。またこれも可能なら分けるべきだが、総指揮が倒れた場合に備え「指揮系統を引き継ぐ」と書いた者を1名用意すると盤石である。

・火線の集中に関して
 火線は基本的に進行ルートをこじ開けることを最優先に投射し、次に目標へと火力投射をすることが肝要である。騎兵隊の機動力は攻撃力であると同時に防御力でもある。足を止めることは非常に危険であり、避けるべきだ。
 進路確保に関しては範囲火力を基本的に使用し、単体攻撃などは精鋭など強敵に使用することを意識すると良い。
 主首を取る必要がある場合は、足を止めての撃ち合いになる可能性があるので、そのリスクを吟味した上で「退路を必ず用意して戦う」こと。
 また、移動で転回を行う際は|に所在する砲兵隊などにより、敵の火線を少しでも減らすこと。

・治癒の優先度に関して
 繰り返しになるが、脱落者が出ないことが最優先である。陣先頭の盾役、前衛だけでなく、殿担当や飛行部隊にも状況によっては治癒のために降りてきてもらうなど、可能な限り万全な状態を保つこと。飛行部隊は射程外に離脱しやすいが、逆説的に孤立しての落下の可能性もあるということを忘れずに。

・無限陣
 クェーサーアナライズの使用可能者を3名以上集め、互いを相互の影響下に置くことで、AP回復量>AP消費量となり、かつ範囲内の友軍に大量のAP供給、ほぼ確実なBS回復をもたらす事ができる。ヒーラー役で所持可能な者は、積極的に運用の準備をして損はない。大規模戦闘であるほどその効力は大きくなる。

●攻撃の際の留意点
・基本的に一撃離脱を旨とすること
・退路を必ず確保すること
・撤退の進言をする者を用意すること
・予備案を少量でも何者かが記入する事

●議論の際の留意点
・基本的に誰かの発言は即否定せず、まず内容を吟味すること。
・誰かの発言の拾い忘れがあったら、誰かがその先を促すなどし、議論を闊達にすること。
・必要な資料、特に公式アナウンスなどがあった場合、共有すること。
・定期的な「現状の参加者まとめ」「参加者の希望ポジションと各自の役割」「残りの議論点」「決定事項」などのまとめを執り行い、情報の齟齬を減らすこと。
・仮プレは早い段階から出し、相互確認を行い、齟齬を潰し、重複した事項を減らしていくこと。
・最終的な判断を[総指揮]が決定することを全員に了承を取ること。取れない者は騎兵隊から排除しても良い。騎兵隊は連携が乱れ、納得できない状態で戦場に出て勝てるほど強くない。

●終わりに
 相手の有利を奪い、囲んで敵を叩き、退路を確保する。
 戦術の基礎を徹底し、各々の持つ叡智を集めれば、少なくとも敗北する可能性よりも、誰かが死ぬ可能性が自然と低くなるはずである。
 ここまで書いたことは、少し考えれば誰でも思い至ることばかりであり、まだまだ改良の余地がある。
 私が居なくなった騎兵隊は何を為すか興味は尽きないが。この智識が誰かを活かす一助になれば幸いである。

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