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古物商・買取『サムダヤ』
(もつれがちな彼女の毛にしっかり櫛も入れてやらねばならないが、当座はまず腹ごしらえだろう。それなりにやってこれると理解はしているのだが、一体何を食べ、どのように生きてきたのか想像するのは少し痛ましいものがある。いつだって自分の中では、彼女は文句っぽく、自分が庇護せねばならぬ愛しい子猫なのだ。)
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なんにせよここにいることは確かだ。
その店の間口は二間(約3m半)程。
両の壁際に陳列されたきらびやかな、あるいは古ぼけた古道具も相まって、大人の男が擦れ違えば少々手狭だ。
その中に埋もれるように、絨毯を敷いた上がり框の上で小柄な老人が座っている。
おそらくは彼が店主であろう。
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(ちょっとした商談をしてもいいし、雑談をしてもいい。戦闘は勘弁ね。)