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羽印のフランスパン
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地面にひらひら破れた紙が落ちている
落ちた紙は細切れで
誰にも見せないと言わんばかりに執拗に千切られていて
何か特異な魔術や復元技術を持たねば決してもう読むことも出来ぬ紙
遺書紛いの事を書いてたらしいが、彼は破いた
それを己の遺志にする事を拒んだ
だから代わりに意思を書いた、己の意志を、決意表明を
机の上に置かれていたものが一つ
真新しい紙に、誰にでも見えるように机の上に置いてある
「是が非でも生き残る、何が何でも死を超える、必ず此処へ戻る」
力強く、力強く、決して消せない様に、潰えぬように、書かれていた
地面にひらひら破れた紙が落ちている
落ちた紙は細切れで
誰にも見せないと言わんばかりに執拗に千切られていて
何か特異な魔術や復元技術を持たねば決してもう読むことも出来ぬ紙
遺書紛いの事を書いてたらしいが、彼は破いた
それを己の遺志にする事を拒んだ
だから代わりに意思を書いた、己の意志を、決意表明を
机の上に置かれていたものが一つ
真新しい紙に、誰にでも見えるように机の上に置いてある
「是が非でも生き残る、何が何でも死を超える、必ず此処へ戻る」
力強く、力強く、決して消せない様に、潰えぬように、書かれていた
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売り上げやその日の出来事を記録しているただの日誌である。
彼自身記憶力に優れてるわけでもないため、ちょいちょいこうして記録することで何かのヒントを得たりするのだ。
……
しかし、あの日を境に彼の日誌の内容が変化してきていた。
死兆を得たあの日から。