PandoraPartyProject

ギルドスレッド

羽印のフランスパン

パン屋の日誌

これはパン屋の日誌

売り上げやその日の出来事を記録しているただの日誌である。
彼自身記憶力に優れてるわけでもないため、ちょいちょいこうして記録することで何かのヒントを得たりするのだ。
……
しかし、あの日を境に彼の日誌の内容が変化してきていた。
死兆を得たあの日から。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
「4/7」(箇条書きのように乱雑にかかれている)
今日は晴れてた
客?あんまこない
こなさすぎる
………パンが売れない
死兆になって自分が死にそうなことに震えていたが、そこはもうなんかイレギュラーズがどうにかしてくれるだろうと楽観的に考えてた。
甘かった、俺が甘かった
死兆になった噂が広まって急にパンが売れなくなってきたのだ
死兆は感染する類のウイルスじゃないんだからな!?
絶望の青に行ってなきゃ問題ないんだから!
あれか!匂いか!匂いがいけないのか!
確かに最近匂いがキツイ、ライムたちも変な顔してるし、やめてよ風呂入ってるんだから、客商売で致命的じゃないか此?
…正直本当にまずい、何がまずいってお金を稼ぐ手段が一つ減るって事だ
あと戦闘系依頼は死にそうで正直行きたくない、死なないために死にに行くっておかしいだろ?

このままでは死兆で死ぬ前に栄養失調で死ぬことになる

まさかアルバニアの死兆ってこんな風にじわじわ金銭的にころすのが狙いなんじゃなかろうか、
いやこんなこと考えるよりさっさとアルバニア倒さないといけない
アルバニア許せねぇ……
俺も行動に移さないといけない
頑張ろう。

……俺如きに何が出来るんだうって話だが。
「4/8」(やけに最初の文字だけ力強く書かれている、最後だけやけに小さい)

何でおれパンツ食う事になったんだろう

あ、客は…固定客を除くとやっぱり少ない
でも今回の雑草の依頼の件がうっかり広まるともう誰も来ないんじゃないだろうか
ハリセンと雑草は覚悟してたけど男物のパンツを食うとか誰が想像すると思う?
俺は想像してなかった

下手をしたら死兆でも栄養失調でもなく社会的な死が迫る可能性すらあるぞこれ
俺はパンツを食う性癖なんて持ってないんだ…パンが二つでパンツとか言ってる場合じゃないんだぞ

頼むから好きな人に伝わらないことを祈ってる、マジで祈ってる
でも伝わりそうな気がする
俺は運が悪いし
どうしよう……というかパンツはパンツであっちもどうしよう…

まぁそれは一旦置いておこう
別に恨んではいないからな、うん、ほんとだって、強いていうなら悪霊の方だよ、後ショウの奴もだ
なんで寄りにもよっておっさんのパンツなんだとかおもっちゃいない
いや女の子のパンツがいいとかそーゆう話じゃないけどおっさんのパンツはより精神的にダメージが酷いんだよ…
後雑草とパンツは一緒に喰っても不味いままだった
七草はまぁ…不味いけど栄養にはなったはず



取り敢えず体調は胃痛以外は問題ない
誕生日に貰ったハーブティーのお陰で寝不足の方も大分解消されたし悪夢も見る頻度は減った

減ったけど見なくなるわけでもなく
どうやら自分が死にそうなことは本能的にも理解してるらしいからか数日振りに嫌な夢を見た
今回は元居た世界で家族と雑談してる夢
ここだけならまぁ良い夢なんだが…問題は一つ

家族の顔が見えなかった

それに気づいて飛び起きた
思わず汗だくになったけど今はちゃんと覚えていた

…忘れかけてるのかもしれない
そのくせ死にかけてるからこそ会いたいと思うあたりが情けない
会えないものは会えないというのに

あっちでも数年ぐらいは顔をあまり合わせておらず
混沌でも数年経ってる
本来なら何か一つでも写真があるべきなんだがあいにく俺は混沌へは着の身着のまま何も無し
学ラン一つと空欄だらけの学生手帳
それだけ
たったそれだけが彼方の繋がり
何も持たずに呼ばれた挙句今は死にかけ
…改めて思うが、なんで俺が呼ばれたんだろうな……俺だったら絶対呼ばないし。

取り敢えず明日はもう少し良い結果をかける様にしておこう
売り上げも伸ばせるよう心掛ける



生きる理由は見つかっても死ぬ可能性は何時も消えない
「4/20」
あれから幾分か時が空いた。
……それと、良い知らせと悪い知らせがある
寿命が延びたことが良き知らせ
悪い知らせは今日もパンがあまり売れない

……正直大分参ってる

折角好きな人と両想いになったのにそれから一か月もたたないうちに死兆にかかっているのだ
確かに両想いになったその日の内のベットで「俺明日死ぬの!?」とか思いはした
したけどほんとに死ぬ病気にかかるとか思わねぇよ
俺じつは運が異常に低かったりするんだろうか。

流石に死ぬかもしれない状態で付き合う訳には行かない、本音を言えば今すぐにでもしたいところだけど
そんな状態で付き合うのはほんとに死んだときのダメージがやばそうだ
いや、死んだら彼女は絶対悲しむしどうあっても死ぬ訳には行かないが

付き合うにしたって俺には気持ち以外だと不足してるのがいっぱいだ
世界や寿命の違いとか彼女を無茶せず護れるぐらいの強さ、俺自身の収入も………他にもともかく、色々だ

…そして一番厄介なのが、アルバニアのせいで寿命と収入が消し飛んでる事だ、大罪倒さないと付き合うどころの話じゃないねぇのはホント辛い、もう今この体が急に溶けて死んでもおかしくない

なん
なんでだ
俺が何をしたっていうんだ
ミロワールにフランスパン上げたあたりで死兆にかかったが   まさか食べ物を上げると死兆に?
いやそんな馬鹿な 後多分あの魔種は悪くねぇんだよ 悪いとしたらアの大罪だよ

…まぁ、どっちにしても俺もいい加減覚悟を決める時だ

やるしか
やるしかない

……そう言えば最近、海に沈む夢を見るのは偶然かな
(つらつらとつらつらと思うがままに書き連ねている)
「4/21」
パンは売れない今日、も売れない

アルバニアをどうにか倒したいとは思う、思いはする
でも体を鍛えても正直今のままじゃどうしようもない、何の力にもなりゃしない
俺はどう足掻いてもただの人、ギフトが無ければ無力な雑魚だ
でもやろうとせねば始まらない、気合は必要だ。
じゃあその想いが強けりゃいいかといえばそうでもない
想いだけで人は変われない
想いが戦場で力になる事はあるんだろうけど、それは力が均衡してるか近くない限りはあまり意味をなさない
想いには行動が伴わないと意味をなさない
だから俺も覚悟を決める時だと、昨日も書いてはいた
前々から検討していたこともある
例えば魔術回路を埋め込むとか
知り合いに師事を乞うとかともかく…誰かの手を、借りなければ、俺は多分一人じゃ強くもなれない、弱いまま
俺は何時も先延ばししていた、ずっと伸ばしていた
俺が変わりそうで怖くて怖くてでも今何よりも怖いのは
死ぬことだ
何時だって死ぬことが一番の恐怖だ
勇気も長続きはしてくれない
そんな自分を客観視するたびに嫌気がさす
それでも死にたくないし死んでほしくないし傷ついてほしくないしホントにもう

どうしようもなく、俺はいきたい
「4/23」
じ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

インク零れた
書けない 明日 補充
「5/5」
アルバニアが見つかった
ミロワールがいるところを知った
絶望の青でもうすぐやばい戦いが訪れる
魔術回路を埋め込む話も出てはいたが決戦には流石に間に合わない気もする
何より急ごしらえじゃ俺が上手く動けるか…自信はない

それでもここで死ぬ訳にもいかない
時々口から赤い液体が洩れるけど、猶予はある、どのみち此れ次第で俺の生き死には決まるんだろう
頑張ろう
俺がやれる限りを
でなきゃ、俺は明日の命すら覚束ないんだから

正直欠片も闘いたくはないけれど
何もせず死ぬよりはマシだろうし

せめてギフトぐらいは信じ抜こう
(5/25)
 地面にひらひら破れた紙が落ちている
 落ちた紙は細切れで
 誰にも見せないと言わんばかりに執拗に千切られていて
 何か特異な魔術や復元技術を持たねば決してもう読むことも出来ぬ紙
 遺書紛いの事を書いてたらしいが、彼は破いた
 それを己の遺志にする事を拒んだ

 だから代わりに意思を書いた、己の意志を、決意表明を
 
 机の上に置かれていたものが一つ
 真新しい紙に、誰にでも見えるように机の上に置いてある
 
「是が非でも生き残る、何が何でも死を超える、必ず此処へ戻る」

 力強く、力強く、決して消せない様に、潰えぬように、書かれていた

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM