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Country House
(彼の言葉に全身を貫かれたように衝撃が走った。
ついに体を支えきれずゆっくりと地面に膝をつく。)
(…やっぱり…いたんだ…そうだと思った
そっか…目の前に……
……………
……………?
目の前……?
……目の前……零くんの目の前にいるのは…
…ちょっと落ち着こう、体が震えてる。
ここに来た時は私一人で…今は零くんがいて
今現在この場所にいるのは私と零くんの二人で…
じゃぁ、零くんの目の前って……まって、
距離は近いけど零くんが私の方向を向いているとは限らない。日の暮れた遠くの空をみているのかもしれない。
その場合空が好きということになるけどそもそも空は人ではないしよく考えたら目の前でもない。
じゃぁなんだろう、私が今こんな状態だから、零くんは嘘を言って落ち着かせようとしてるのかな。
…………………、
私はどこまでも零くんに心配かけてるんだなぁ……
いいじゃない、別に、トモダチでも。今までもずっとそうしてきたんだもの。
零くんが誰かを好きでも、私との友情はきっと変わらない。
私はこの先も片思いでいるのかもしれないけど…
もうくよくよ考えるのはやめよう。暗い思考は周りにも影響を与えちゃう。
零くんだってこんな私はイヤなはず。
…心の整理がついたのか、なんだか体が軽くなってきたような…
立ち上がろう、うん…!)
そっか…!ふふ、慰めてくれるの?ありがとう…
でももう大丈夫だよ!ほら!
(ゆっくりと立ち上がる。今なら笑顔になれそうな気がする。
くるっと振り向き、ふふん、と笑ってみせた)
もう夕飯時だね。そろそろ帰ろっか、零くん?
ついに体を支えきれずゆっくりと地面に膝をつく。)
(…やっぱり…いたんだ…そうだと思った
そっか…目の前に……
……………
……………?
目の前……?
……目の前……零くんの目の前にいるのは…
…ちょっと落ち着こう、体が震えてる。
ここに来た時は私一人で…今は零くんがいて
今現在この場所にいるのは私と零くんの二人で…
じゃぁ、零くんの目の前って……まって、
距離は近いけど零くんが私の方向を向いているとは限らない。日の暮れた遠くの空をみているのかもしれない。
その場合空が好きということになるけどそもそも空は人ではないしよく考えたら目の前でもない。
じゃぁなんだろう、私が今こんな状態だから、零くんは嘘を言って落ち着かせようとしてるのかな。
…………………、
私はどこまでも零くんに心配かけてるんだなぁ……
いいじゃない、別に、トモダチでも。今までもずっとそうしてきたんだもの。
零くんが誰かを好きでも、私との友情はきっと変わらない。
私はこの先も片思いでいるのかもしれないけど…
もうくよくよ考えるのはやめよう。暗い思考は周りにも影響を与えちゃう。
零くんだってこんな私はイヤなはず。
…心の整理がついたのか、なんだか体が軽くなってきたような…
立ち上がろう、うん…!)
そっか…!ふふ、慰めてくれるの?ありがとう…
でももう大丈夫だよ!ほら!
(ゆっくりと立ち上がる。今なら笑顔になれそうな気がする。
くるっと振り向き、ふふん、と笑ってみせた)
もう夕飯時だね。そろそろ帰ろっか、零くん?
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季節は冬
冷たい風が吹くこの季節でも街中は人々で溢れ活気づいている
よく見ればなにやらプレゼントを贈り合っている様子であり…
「貴方に幸福を。灰色の王冠を」
今日はグラオ・クローネの日
家族、親友、恋人、仲間……
大切な人に贈り物をして、その絆を形にしようという日である
人々がそれぞれの幸せを紡ぐ中、俯きつつ走り出す少女が一人
少女が落としたものを手に取り、後を追う青年
これはそんな二人の、その後の一幕
■<グラオ・クローネ2020>飴色ベリル
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2749
このお話の続きとなります