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Country House
―――走り続けた、しかし駄目だった、見つからない、あまりにも見つからない
時間はとうに夕を超え、空はオレンジ夕方なのだ
体中から汗が落ち、息も絶え絶えとなっていた
あのダンスパーティーの有った日を思わず思い出す。
…あの青い月に照らされた日は、目的地が定まっていた
故に行くのがいかに困難でもたどり着けることは出来たのだ、だが……
「何処だ……何処に居るんだ……?」
あの後、ただ我武者羅に動いては見つからないだろうと色んな場所を走り探した
もしかしたらすでに帰ってるかもしれないと思いアニーの家まで行ったり
今までアニーと一緒に行った想い出の場所も、それ以外の場所だって巡り巡って走り続けた
その結果がこのざまだ
結局俺は何も出来ずに終わるのだろうか……
途方に暮れそうな思考に、喝を入れる
―――いや、まだ、まだだ。日は変わっていない、何も終わってない
彼女が走り出す原因、それは間違いなく俺にあるのだ
ならせめて此れだけでも返さないといけない、拾って手に入れて良い物じゃないのだ、このチョコは…!
故に糸目の…三白眼の青年は再度動き出す、きっと、きっとどこかにアニーはいるんだから…!
時間はとうに夕を超え、空はオレンジ夕方なのだ
体中から汗が落ち、息も絶え絶えとなっていた
あのダンスパーティーの有った日を思わず思い出す。
…あの青い月に照らされた日は、目的地が定まっていた
故に行くのがいかに困難でもたどり着けることは出来たのだ、だが……
「何処だ……何処に居るんだ……?」
あの後、ただ我武者羅に動いては見つからないだろうと色んな場所を走り探した
もしかしたらすでに帰ってるかもしれないと思いアニーの家まで行ったり
今までアニーと一緒に行った想い出の場所も、それ以外の場所だって巡り巡って走り続けた
その結果がこのざまだ
結局俺は何も出来ずに終わるのだろうか……
途方に暮れそうな思考に、喝を入れる
―――いや、まだ、まだだ。日は変わっていない、何も終わってない
彼女が走り出す原因、それは間違いなく俺にあるのだ
ならせめて此れだけでも返さないといけない、拾って手に入れて良い物じゃないのだ、このチョコは…!
故に糸目の…三白眼の青年は再度動き出す、きっと、きっとどこかにアニーはいるんだから…!
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季節は冬
冷たい風が吹くこの季節でも街中は人々で溢れ活気づいている
よく見ればなにやらプレゼントを贈り合っている様子であり…
「貴方に幸福を。灰色の王冠を」
今日はグラオ・クローネの日
家族、親友、恋人、仲間……
大切な人に贈り物をして、その絆を形にしようという日である
人々がそれぞれの幸せを紡ぐ中、俯きつつ走り出す少女が一人
少女が落としたものを手に取り、後を追う青年
これはそんな二人の、その後の一幕
■<グラオ・クローネ2020>飴色ベリル
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2749
このお話の続きとなります