PandoraPartyProject

ギルドスレッド

スレッドの一部のみを抽出して表示しています。

Country House

【個別】Bitter & Sweet

これはとある少女の、ちょっとした勘違いから生まれたもの

季節は冬
冷たい風が吹くこの季節でも街中は人々で溢れ活気づいている
よく見ればなにやらプレゼントを贈り合っている様子であり…

「貴方に幸福を。灰色の王冠を」

今日はグラオ・クローネの日
家族、親友、恋人、仲間……
大切な人に贈り物をして、その絆を形にしようという日である

人々がそれぞれの幸せを紡ぐ中、俯きつつ走り出す少女が一人
少女が落としたものを手に取り、後を追う青年
これはそんな二人の、その後の一幕

■<グラオ・クローネ2020>飴色ベリル
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2749
このお話の続きとなります

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
どれほどの場所を移動し続けただろうか
土の道、石畳の道、雑草の生えた道、
走り出した足は既にくたびれた徒歩に変わり
様々な道を歩いた
とにかく気を紛らわしたい……しかしもう疲れた
少し、顔を上げる。空のオレンジ色が視界に入る
どうりで暗いと思った。もう夕方だったんだ……
周りを見渡すと公園らしい広場が見えた
何かに惹かれるように突き進むと小高い丘の上に見事な大樹
この公園のシンボルツリーだろうか
大樹の前に立つ
零くんと樹の下でいつも話してたなぁ……
思い出される記憶にまた胸が締め付けられる
どこにいっても思い出されるのは零くんのことばかり
また涙が溢れる
でも周りには人もいない、ここなら何も気にせず泣けるだろうか
大樹にそっと触れ話しかける
少し……いいかな?
大樹は一言も返してこない

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM