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水底劇場

【RP】清ければ月宿る

穏やかな昼下がり。崩れかけた客席での一幕。

あなたが古びた劇場へと辿り着き、なんの酔狂か客席へと足を運んだのなら、1人のディープシーとまみえるだろう。
水気を含んだ空気。音の沈んだ劇場で。

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ふたりとも、若く……というか、ぼくより年下に見える。が、正しいかなぁ。
ぼくも、20年そこそこしか生きていないから、さほど違いはないかもしれない。けれど、ねぇ。
(旅人は幼く見えてそうではない、またはその逆、といった種族の者も多い。あくまで外見に抱く印象を告げ)

成分に、はなことば……?
(浅く刻まれた眉間のシワに合わせるように、自身も少し難しい顔をしてみせて)
ひとの、生まれや成り立ちなんて、自分じゃよくわからないのが、そう。あたりまえ、だから。
難しく考えなくても。こうして不思議なものだねぇ、って、言えるくらいで、いいのかも。なんて。

ぼくとしては、たくさんの色彩を纏うきみたちが……より、美しくみえるものだけどねぇ。
(ふふふ、なんていたずらっぽく笑いつつ毛先をくるりと指に絡ませて)
(秋の夜闇、鮮烈なひかり、こどもの頬、陽だまり。ふたりの持つ色の印象をいくつか並べ、どれもすてきだ、とどこか嬉しそうに)

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