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水底劇場
そう。じゃあ、その日まで。その日が来るまでは……この地位に甘んじていようかなぁ。
(視線を受けて、きりりと不敵な笑み。慣れぬ表情だったか、幾許も経たないうちに相好を崩す)
ふふ、うよも入隊してくれるのなら、賑やかになるねぇ。
(最初の探検場所はこの劇場の中かな、なんて和やかに続けて)
(煌めく瞳、大切だという言葉、笑顔。どこか眩いものを眺めるようにふたりの顔を見、嬉しげに微笑んで)
……大切ななにかと。ずっと一緒に在るために、決して、手を離してはいけないよ。ひとでも、ものでも。ね。
え。ぼく、かい。
(動きを音に出来ることが不思議で、口元に手を当ててぱくぱくと動かしていた。が、ふと水を向けられて目を瞬かせる)
(陽花の言う文字の読み書きは自分にも出来たが、同じ事を繰り返すのは芸がないだろう。考えるように頬杖をついて、一節――海洋に伝わる子守唄――に、声を滑らせ、)
――ぼくは……歌が、歌える。
(視線を受けて、きりりと不敵な笑み。慣れぬ表情だったか、幾許も経たないうちに相好を崩す)
ふふ、うよも入隊してくれるのなら、賑やかになるねぇ。
(最初の探検場所はこの劇場の中かな、なんて和やかに続けて)
(煌めく瞳、大切だという言葉、笑顔。どこか眩いものを眺めるようにふたりの顔を見、嬉しげに微笑んで)
……大切ななにかと。ずっと一緒に在るために、決して、手を離してはいけないよ。ひとでも、ものでも。ね。
え。ぼく、かい。
(動きを音に出来ることが不思議で、口元に手を当ててぱくぱくと動かしていた。が、ふと水を向けられて目を瞬かせる)
(陽花の言う文字の読み書きは自分にも出来たが、同じ事を繰り返すのは芸がないだろう。考えるように頬杖をついて、一節――海洋に伝わる子守唄――に、声を滑らせ、)
――ぼくは……歌が、歌える。
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あなたが古びた劇場へと辿り着き、なんの酔狂か客席へと足を運んだのなら、1人のディープシーとまみえるだろう。
水気を含んだ空気。音の沈んだ劇場で。