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とある場所
『隠れきれぬやも知れぬがなにもしないよりは』(ここで邪な視線に気がついた)『……。』
(見境なしかよ。身体の本来の持ち主が冷ややかな視線を送る。)
(それと同時に身体を間借りしている存在は熱気を以て相手を制しようとした。)
『……炭。』
(ただひとこと、そう添えて。)
(見境なしかよ。身体の本来の持ち主が冷ややかな視線を送る。)
(それと同時に身体を間借りしている存在は熱気を以て相手を制しようとした。)
『……炭。』
(ただひとこと、そう添えて。)
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冷たい青色の大理石の床と先の見えない天井。
辺りは静寂が支配し、時折なにかが足を引きずるような音だけが廊下の果てから木霊する。
今やこの地の生者は黙し
死者のみが嘆きと呪詛を振りまいている。
生と死が混ざり合う混沌の中で、神殿の主たる『紅の契約者』は何を思い、何を描くのか――……
(※特定の理由で"介入可能な状態"となった人のみ乱入可能)