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とある場所
(どこからどこを見ているのか見ているのかはっきりしない目だ。来た道から行くべき先を見ているのかもしれない。暖かな灰となって地に還り再びやり直すための道標のように、薪から燃える火の粉のように、或いは軽やかな魂のように燃える蝶が炎の囲いから舞う。火葬は厳粛なものでありそこに雑念があってはならないとは思うが、心の片隅でアルクの身を案じていた。どうか無事でいてほしい。)
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冷たい青色の大理石の床と先の見えない天井。
辺りは静寂が支配し、時折なにかが足を引きずるような音だけが廊下の果てから木霊する。
今やこの地の生者は黙し
死者のみが嘆きと呪詛を振りまいている。
生と死が混ざり合う混沌の中で、神殿の主たる『紅の契約者』は何を思い、何を描くのか――……
(※特定の理由で"介入可能な状態"となった人のみ乱入可能)