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とある場所
そりゃどーも、だが俺はいま立ち上がれないぜ?
『構わぬ。汝の身体を我に差し出せ。
我は異端を憎む。異端を裁く。異端を滅す。
未だ残る異端を滅す一時のみ、汝の身体を使わせてもらおう』
……あんなのがまだ残ってんのかよ。
(うわぁ、と苦い顔をする。然しこの状態では背に腹は代えられない)
わかった。但し、晴明を助けるって条件付きだ。こっちにも少しは利益がないとな。
『我と交渉するとは。つくづく汝は酔狂よな。』
(ゆらり、揺らめく影は面白そうにくるくると回り)
『あい解った。ならば暫しの契約てある。汝の名を名乗れよ』
……俺は、(“リチャード”、と名乗ろうとすると影が制止させた)
『勿論、汝の真名であるぞ?』
(あ、こいつ、他人を苛めて面白がるタイプだ)
『? 何を世迷い言を。我は異端を裁く剣であるぞ?』
あーはいはい、そうでしたねー
(荒い息を幾らか整えて、手を空に伸ばした。影がその手を包み込むと氷のような冷たさを感じた)
『構わぬ。汝の身体を我に差し出せ。
我は異端を憎む。異端を裁く。異端を滅す。
未だ残る異端を滅す一時のみ、汝の身体を使わせてもらおう』
……あんなのがまだ残ってんのかよ。
(うわぁ、と苦い顔をする。然しこの状態では背に腹は代えられない)
わかった。但し、晴明を助けるって条件付きだ。こっちにも少しは利益がないとな。
『我と交渉するとは。つくづく汝は酔狂よな。』
(ゆらり、揺らめく影は面白そうにくるくると回り)
『あい解った。ならば暫しの契約てある。汝の名を名乗れよ』
……俺は、(“リチャード”、と名乗ろうとすると影が制止させた)
『勿論、汝の真名であるぞ?』
(あ、こいつ、他人を苛めて面白がるタイプだ)
『? 何を世迷い言を。我は異端を裁く剣であるぞ?』
あーはいはい、そうでしたねー
(荒い息を幾らか整えて、手を空に伸ばした。影がその手を包み込むと氷のような冷たさを感じた)
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冷たい青色の大理石の床と先の見えない天井。
辺りは静寂が支配し、時折なにかが足を引きずるような音だけが廊下の果てから木霊する。
今やこの地の生者は黙し
死者のみが嘆きと呪詛を振りまいている。
生と死が混ざり合う混沌の中で、神殿の主たる『紅の契約者』は何を思い、何を描くのか――……
(※特定の理由で"介入可能な状態"となった人のみ乱入可能)