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とある場所
…ッ、……っ(炎を纏った手が自分の傷を焼こうと伸ばされる。恐怖心で目を瞑り、傷口が焼けるように熱い。恋人に言葉のナイフで切りかかる前に全身に回りつつある黒い霧をその炎が浄化していく)
(――…熱い。熱いのだが、何故か安心するような、安寧を感じるような暖かさが自分の中に入って来ていた黒いモノを焼いて、それを正しく再生していく。じっとりと汗をかいた顔でゆっくりと目を開けた)
(――…熱い。熱いのだが、何故か安心するような、安寧を感じるような暖かさが自分の中に入って来ていた黒いモノを焼いて、それを正しく再生していく。じっとりと汗をかいた顔でゆっくりと目を開けた)
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冷たい青色の大理石の床と先の見えない天井。
辺りは静寂が支配し、時折なにかが足を引きずるような音だけが廊下の果てから木霊する。
今やこの地の生者は黙し
死者のみが嘆きと呪詛を振りまいている。
生と死が混ざり合う混沌の中で、神殿の主たる『紅の契約者』は何を思い、何を描くのか――……
(※特定の理由で"介入可能な状態"となった人のみ乱入可能)