ギルドスレッド
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とある場所
(主の部屋に行くまでに、必ず通らなければいけない場所がある。
『贄の部屋』――…死体がそう呼んでいた場所だ)
生前訪れた時もひどかったけれど、これはもう……度を過ぎているな。
(入口の扉にさえも侵食している黒い触手。触れないように気を付けつつ扉を開ければ、そこには地獄絵図が広がっていた。
木の根のように部屋中を触手が這い、胎動するように蠢いている。
その中に気になるものを見つけて足を止めた)
――……彼らは…。
(黒髪に白い房の混じった老若男女、20……いや、もっと探せば見つかるだろうか。
誰もが目を閉じ沈黙している。否――…喋る力さえないのだ。
素人目で見ても触手の養分になっているのは明白だ。
しかも彼等は死ぬ手前の状態で生かされている。弱弱しいながらも息だけはあるのが伺えた)
ここまで衰弱してしまっていたら、仮に救い出せても、もう……。
『贄の部屋』――…死体がそう呼んでいた場所だ)
生前訪れた時もひどかったけれど、これはもう……度を過ぎているな。
(入口の扉にさえも侵食している黒い触手。触れないように気を付けつつ扉を開ければ、そこには地獄絵図が広がっていた。
木の根のように部屋中を触手が這い、胎動するように蠢いている。
その中に気になるものを見つけて足を止めた)
――……彼らは…。
(黒髪に白い房の混じった老若男女、20……いや、もっと探せば見つかるだろうか。
誰もが目を閉じ沈黙している。否――…喋る力さえないのだ。
素人目で見ても触手の養分になっているのは明白だ。
しかも彼等は死ぬ手前の状態で生かされている。弱弱しいながらも息だけはあるのが伺えた)
ここまで衰弱してしまっていたら、仮に救い出せても、もう……。
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冷たい青色の大理石の床と先の見えない天井。
辺りは静寂が支配し、時折なにかが足を引きずるような音だけが廊下の果てから木霊する。
今やこの地の生者は黙し
死者のみが嘆きと呪詛を振りまいている。
生と死が混ざり合う混沌の中で、神殿の主たる『紅の契約者』は何を思い、何を描くのか――……
(※特定の理由で"介入可能な状態"となった人のみ乱入可能)