ギルドスレッド
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とある場所
(今までずっと側にいた娘、杣が牛王にとっての『実の母親』だと思っていた。けれども、それでも『おかー』と呼んで付き添っている。それに疑問を覚えるようになる)
(そして月が見える時に頭痛が起きるようになる。頭痛のたびに、頭が冴えるような気がする)
(…そして、またいつものように峠へ登り、湖へ)
(満月の光が自分たちを照らす。いつもより光が増している気がした)
「あの長者、あの海の上で死んじゃったって。みんな私が殺したんじゃないかって言うの。まあ、一度嫁を断っていたから、そうなるわよね」
(杣は変わりなく笑顔だが、悲しそうにも感じた)
「…まあ、私のおかあとおとうは、『領地や金を奪いまくってたから神様からの天罰がくだったんだ』って味方になってくれてるけどね」
(こんな悲しそうな時に、鼻で杣の腕を突いて笑わせる他無い)
「…ありがとう。私は大丈夫だから」
(撫でる。自分にもそんな手があったら)
「…さーてと、そろそろ帰らなきゃ、またね。牛王」
(手を振って去っていく)
『またいっしょにいけないの?』
(自分の本当の母じゃないのに追う必要あるのか?…いや、本当の母じゃなかったからと、簡単に離れていってしまうのは、今までの記憶をドブに捨てているようなもので、とても悲しい)
(…本当に思い慕っていたのは、『おかー』じゃない。目の前にいる娘の『杣』という人間だ。だから、悲しい思いしている彼女を放って置けない)
(……だから、私は、“手を伸ばしたんだ”)
(そして月が見える時に頭痛が起きるようになる。頭痛のたびに、頭が冴えるような気がする)
(…そして、またいつものように峠へ登り、湖へ)
(満月の光が自分たちを照らす。いつもより光が増している気がした)
「あの長者、あの海の上で死んじゃったって。みんな私が殺したんじゃないかって言うの。まあ、一度嫁を断っていたから、そうなるわよね」
(杣は変わりなく笑顔だが、悲しそうにも感じた)
「…まあ、私のおかあとおとうは、『領地や金を奪いまくってたから神様からの天罰がくだったんだ』って味方になってくれてるけどね」
(こんな悲しそうな時に、鼻で杣の腕を突いて笑わせる他無い)
「…ありがとう。私は大丈夫だから」
(撫でる。自分にもそんな手があったら)
「…さーてと、そろそろ帰らなきゃ、またね。牛王」
(手を振って去っていく)
『またいっしょにいけないの?』
(自分の本当の母じゃないのに追う必要あるのか?…いや、本当の母じゃなかったからと、簡単に離れていってしまうのは、今までの記憶をドブに捨てているようなもので、とても悲しい)
(…本当に思い慕っていたのは、『おかー』じゃない。目の前にいる娘の『杣』という人間だ。だから、悲しい思いしている彼女を放って置けない)
(……だから、私は、“手を伸ばしたんだ”)
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時折獣の声が聞こえたり、ハイナのトラップが隠れていたりする。
(※ドラマ中は背後でその場に居る人に乱入の許可を得てください)