ギルドスレッド
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とある場所
(そして、また別の記憶。今度も真っ暗な世界…というわけでもなく満月の光のおかげで例の義母…杣の姿がぼんやりと見える)
「もう夜か…あっという間だなあ。そろそろ帰らないと…と、その前に、ちょっと海のとこ行くか!」
『うみ!』
(そんなやり取りをしながら峠を登る。峠から見て海…というより、形からして湖だが。杣達の住む村にとっては象徴らしく、時々湖の景色を見るために散歩しているらしい)
(黒い湖の水面が月明かりのおかげで光沢を増している)
「うん、絶景!まともに満月を見たの久々だわー」
(杣は明るくそう言う。しかしすぐに大きなため息をつく)
「……どうしよう。許嫁のこと。一度断ったものの、うちのおかあとおとうは、牛王を売った後の金で嫁がせる気満々だからなあ」
「けど、あいつはあまり好きになれないんだよねえ…自分は長者だと偉そうに言って、次々と金を奪っていくからさあ。挙句にこの海も独り占めに…なんて、いやだよねえ、牛王」
『そだね』
(愚痴をこぼしながら杣は牛王の背を撫でる)
「…まあ、言っても分からないか。けど、あんなやつと結婚するぐらいなら、お前と一緒の方がいいよ」
『…いっしょに…けっこん…』
「もう夜か…あっという間だなあ。そろそろ帰らないと…と、その前に、ちょっと海のとこ行くか!」
『うみ!』
(そんなやり取りをしながら峠を登る。峠から見て海…というより、形からして湖だが。杣達の住む村にとっては象徴らしく、時々湖の景色を見るために散歩しているらしい)
(黒い湖の水面が月明かりのおかげで光沢を増している)
「うん、絶景!まともに満月を見たの久々だわー」
(杣は明るくそう言う。しかしすぐに大きなため息をつく)
「……どうしよう。許嫁のこと。一度断ったものの、うちのおかあとおとうは、牛王を売った後の金で嫁がせる気満々だからなあ」
「けど、あいつはあまり好きになれないんだよねえ…自分は長者だと偉そうに言って、次々と金を奪っていくからさあ。挙句にこの海も独り占めに…なんて、いやだよねえ、牛王」
『そだね』
(愚痴をこぼしながら杣は牛王の背を撫でる)
「…まあ、言っても分からないか。けど、あんなやつと結婚するぐらいなら、お前と一緒の方がいいよ」
『…いっしょに…けっこん…』
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時折獣の声が聞こえたり、ハイナのトラップが隠れていたりする。
(※ドラマ中は背後でその場に居る人に乱入の許可を得てください)