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夢屋

壱ノ夢

縁側に座る太夫がひとり。
傍らには色とりどりの飴玉。
太夫の絢爛豪華たる様を強調するように、
それはそれは美しく輝いている。

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(縁側には太夫がひとり。のらりくらりと庭を見つめているようで、けれど鋭利な青の瞳は此処ではない何処かを見つめている。)……嗚呼、良い天気。(その傍には飴玉が並ぶ。太陽の光を受けて、それはそれはきらきらと輝いていた)
何方かいらしてくれないかしら。(飴玉をひとつ、手に取って。日差しにかざしてみれば、きらり。紅玉は美しく光を受ける。)"夢"も、売れるとよいですね。
(ころり。飴玉を口に含めば淡い苺の香りが広がる。ころころ。転がす。やがて小さくなっていき、そして、最初から何も無かったかのように、消えた。そう、まるで、人の一生みたいに。)
(不意に。聞こえた足音に飴玉を戻して振り返る。薄く紅を引いた口角が上がる。)ようこそ、いらっしゃいました。どうぞ、寛いでなさって。"夢"はいかが?
やあ、こんにちは御姉さん。お邪魔しますよ。(そう言いながら青年は物陰からゆらと顔を出した。へらりと人当たりの良さそうな笑みを浮かべると、縁側に腰掛け)……"夢"、と言うと?
(縁側に腰掛ける相手を視線で置いながら。笑みはそのままに蒼く澄んだ飴玉をひとつ手にとって)此方に御座います。ふふ、とても官能的な"夢"ですよ。
その飴玉が、"夢"……ですか?随分小さいんですねぇ……で、でも官能的って、一体どんな味をしているのかな。(一見何の変鉄もなさそうな飴玉を食い入るように見つめ、好奇心に瞳は揺れる)
此の"夢"はとても甘く、虜になる味です。おひとついかがですか?(飴玉を掌の上で転がして見せて、楚々とした仕草で差し出して)
虜に……ふふ。なんだかちょっと不安になるけど、頂こうかな。(躊躇いがちに飴を受け取り、口に含んで転がした)
ええ、どうぞ。(渡した飴の行方を視線で置いながら微笑んで)お味は如何かしら?
あら、嗚呼、どなたかいらしたようですね。(不意に新しくやってきた人物へ視線を送り)ようこそ。貴方も"夢"はいかが?
お邪魔します。フルールです。承認ありがとうございました。
夢、うつつから少し離れた常磐の空白。
おねーさんが言ってる夢とは何ですか?
嗚呼、嗚呼。申し遅れました。私は薊太夫です。よろしくなさって。(ふわ、微笑み)
"夢"は愛に近い存在。甘く優しく、身を委ねる物。其れを目標と掲げる者もいるけれど、手が届きそうになったら儚く消えてしまうの。そう、まるで、飴玉のよう。
貴方は、"夢"を何だと思いますか?
薊おねーさん。はい。
飴玉、ころころ。色も形も様々。夢も人の数だけ世界に根付き、想いの数だけ広がる。夢と夢は時にぶつかり、壊れてしまうこともあるけれど。その様は宝石を互いに磨きあっているよう。
夢は儚い。本当に叶うのは、ほんの一握り。けれど、それに魅せられ、人は望み、想いを馳せて手を伸ばす。
私は、夢をそんな風に見ています。
素敵ね。その思想を、どうか忘れないで。そう、"夢"は常に貴方と共に在ります。
私の"夢"は溶けてしまうけれど、悲しくはありません。それが摂理なの。それこそが美しいの。だから、ほら。召し上がって?(そっと鮮やかな赤の飴玉を差し出して)
夢は溶ける。ほんの刹那の優しい一時。
おねーさんの夢は、とても優しい。そして、綺麗。(くすくす
鮮やかな、柘榴のような、艶やかさ。綺麗な飴玉ころころ。いただきます(差し出された飴玉をそっと掌に乗せて、少し見つめた後に口に含む
夢とは本来、そうあるべきです。優しくて、美しく、甘い。ゆえに、没頭してしまう。
私の"夢"のお味はいかがかしら。(くすりとつられて笑い、にこりと優しく微笑み)
優しい飴玉、ころころころりん♪(口の中で飴玉を転がしながら、楽しそうに口ずさんで
美味しい、甘くて、滲んで、口の中に広がる夢。ふふ、とても素敵な夢ですね。
有難う。そう仰って頂けると、この"夢"もきっと本望でしょう。(口ずさむ言葉が嬉しくて、ゆるりと目を伏せて)

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