ギルドスレッド
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プロメテウスの火
(その様子におや、と少しばかり表情が変わった。
様子を伺うのは相変わらずだが、警戒というより何かを確かめるように)
……天義の者も闇市へ行くものなんだな。知見が広がったよ。
ともあれ、見せてもらえるだけでも十分だ。少々失礼。
(差し出された地図を受け取り代わりに、自分のものと見比べる)
そちらの地図の方が道が詳しいな。ならこの道を通れば――ん?
ああ、本当のところは商売人なんだ。
馬の準備がいらない身だから、こうした荷運びもよくやっているがな。
今日運んでるのは瓶詰めだよ。アルコール漬けもあったか……何か入り用かい?
(話しながら、取り出した鉛筆で地図に幾分か書き足すと、よしとひとつ頷いた)
うん、何とかなりそうだ。助かったよ。
鉄帝は冬場相当冷え込むそうだが、その分この時期は過ごしやすいだろうな。
――そういう事か。いや、街の外で偶然会う事もあるものだな。
これは丁寧にどうも。
私はラダ、ラダ・ジグリ。ラサの商人で、同じくイレギュラーズの一人だ。
そう言えば鉄帝に逃げ込もうとしていたか。本当に、あの大騒ぎが嘘のようだ。
魔種も砂蠍もあまり話に聞かなくなった。
まさかそいつ等も暑さに辟易している訳ではないだろうに(と、最後は苦笑混じりに)
様子を伺うのは相変わらずだが、警戒というより何かを確かめるように)
……天義の者も闇市へ行くものなんだな。知見が広がったよ。
ともあれ、見せてもらえるだけでも十分だ。少々失礼。
(差し出された地図を受け取り代わりに、自分のものと見比べる)
そちらの地図の方が道が詳しいな。ならこの道を通れば――ん?
ああ、本当のところは商売人なんだ。
馬の準備がいらない身だから、こうした荷運びもよくやっているがな。
今日運んでるのは瓶詰めだよ。アルコール漬けもあったか……何か入り用かい?
(話しながら、取り出した鉛筆で地図に幾分か書き足すと、よしとひとつ頷いた)
うん、何とかなりそうだ。助かったよ。
鉄帝は冬場相当冷え込むそうだが、その分この時期は過ごしやすいだろうな。
――そういう事か。いや、街の外で偶然会う事もあるものだな。
これは丁寧にどうも。
私はラダ、ラダ・ジグリ。ラサの商人で、同じくイレギュラーズの一人だ。
そう言えば鉄帝に逃げ込もうとしていたか。本当に、あの大騒ぎが嘘のようだ。
魔種も砂蠍もあまり話に聞かなくなった。
まさかそいつ等も暑さに辟易している訳ではないだろうに(と、最後は苦笑混じりに)
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精一杯に葉を茂らせた木陰に、人馬がひとり佇んでいる。
背には荷物らしき幾つかの木箱と包み、それから大振りな銃がひとつ。
視線の先にはただ流れゆく川があり、見渡す限りに船も渡し守も見つからなかった。
川を渡りたいのだろう。
ただ、その方法がないというだけで。
浅い所が分かればいいが、そもそも初めて通る場所だった。
地図を広げても近くに橋があるとも分からない。
幸い背に負う荷物は多少濡れても構わない瓶詰めや食器類だが
まぁ濡らさず、汚さず運ぶ方が喜ばれる事には違いないだろう。
日はまだ高い。
しばし休憩してからどうするかを考えてもいいだろう。