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プロメテウスの火

盛夏の川辺

それは幻想から鉄帝へ向かう街道での事、船らしき陰がひとつもない船着場での話だ。

精一杯に葉を茂らせた木陰に、人馬がひとり佇んでいる。
背には荷物らしき幾つかの木箱と包み、それから大振りな銃がひとつ。
視線の先にはただ流れゆく川があり、見渡す限りに船も渡し守も見つからなかった。

川を渡りたいのだろう。
ただ、その方法がないというだけで。

浅い所が分かればいいが、そもそも初めて通る場所だった。
地図を広げても近くに橋があるとも分からない。
幸い背に負う荷物は多少濡れても構わない瓶詰めや食器類だが
まぁ濡らさず、汚さず運ぶ方が喜ばれる事には違いないだろう。

日はまだ高い。
しばし休憩してからどうするかを考えてもいいだろう。

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(天義という単語に僅かに片眉が上がるも、すぐに平静を装い)

そういう事になるな。
この辺りを通るのは初めてな上、船を使う道しか聞いていなくてね。
一応地図はあるが、少々古いのか他の道も分からないときた。
地図を持っているなら、見せてもらえると助かるんだが……

私はここを渡って、もう少し行った先にある町への届け物の途中だ。
国境近くまでにはなるか。
どうも夏の間そこを避暑地にしている金持ちがいるらしくてな。そこまで。

(背に負う荷物をポンと叩くと、中の瓶が揺れてかすかに音が鳴る)

しかし、天義の騎士とは噂に違わぬ真面目ぶりだ。
他国であっても使命を果たそうとする程とは。
それを観光などと言っては失礼だったな。申し訳ない。
幻想には、遊学か何かで?

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