ギルドスレッド
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プロメテウスの火
火器の優位性は十分把握してるんだけどねぇ…。
餅は餅屋ってとこかしら、まぁ別に現状困ってないから良いんだけど。
今度また機会があればオススメ教えてちょうだい、小型で使い勝手いいの。
量産型もイイけどちょっと愛着の持てる一品が欲しいのよ。
(ラダは詳しそうだし、と。
遠目に目を付けていた店が店仕舞いをしていくのが見える。
残念そうに肩を落として)
ありがと、うちの一族一同天職だって思ってるわ。
そうねぇ、対立するのも面白そうだけどちょっと厄介そうだわ。
ふふっ、一緒に肩を並べられる方を楽しみにしているわね。
同じ特異座標点として仲良くしてほしいところだわ。
(彼女に合わせ立ち上がる。すごい量ね、と荷物に目を向けて。
自身が爪先を向けるは市場の出口だ)
無花果のお店もしまっちゃったし、私はここまでね。
イイ物が手に入るよう祈ってるわ。
(またね、と手を振って女は去っていく。
人波に紛れ影のように黒い尾は消えて行った)
餅は餅屋ってとこかしら、まぁ別に現状困ってないから良いんだけど。
今度また機会があればオススメ教えてちょうだい、小型で使い勝手いいの。
量産型もイイけどちょっと愛着の持てる一品が欲しいのよ。
(ラダは詳しそうだし、と。
遠目に目を付けていた店が店仕舞いをしていくのが見える。
残念そうに肩を落として)
ありがと、うちの一族一同天職だって思ってるわ。
そうねぇ、対立するのも面白そうだけどちょっと厄介そうだわ。
ふふっ、一緒に肩を並べられる方を楽しみにしているわね。
同じ特異座標点として仲良くしてほしいところだわ。
(彼女に合わせ立ち上がる。すごい量ね、と荷物に目を向けて。
自身が爪先を向けるは市場の出口だ)
無花果のお店もしまっちゃったし、私はここまでね。
イイ物が手に入るよう祈ってるわ。
(またね、と手を振って女は去っていく。
人波に紛れ影のように黒い尾は消えて行った)
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その日の市は秋の恵みと冬の備えに沸いていた。
様々な作物に、ずらりと並ぶ肉類、近くの森で集めたろうベリー類がそこかしこに並んでいる。
いずれも新鮮なものから既に保存加工が済んでいるものまで様々だ。
近くの露店には、りんごの木の薪なども売られている。
他にも何か欲しいものがあるなら、探せば見つかるかもしれない。
そんな市の片隅に、買い物客向けの休憩所があった。
昨今、日を追う毎に風の冷たさが増しているからだろう。
座って休めるベンチの傍には火が焚かれ、予備の薪まで並べてある。
――これは、流石にりんごではないようだけれど。
ともあれ、時刻は市が始まって幾ばくかの頃合。
早々にやってきた客達は目当ての品を手に入れ家路につき、
遅れてやってきた客達は今まさに品々に目移りしている最中だ。
彼女は、早々にやってきた人間のうち一人だった。
ある程度の買い物は済ませたのだろう。
幾つかある包みは、ある物は木屑の詰まった箱にそっと入れ、ある物は袋にまとめて詰め込む。
いくらかの後、終わったのだろう。
ほっと一息つくとベンチに腰掛け、傍らに置いていた茶を飲みだした。