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プロメテウスの火
最近の情勢を考えれば探せばもっと居るんでしょうけどね。
あんまり活動範囲が広くないから中々出会えないんだと思うの。
(横の繋がりは作っておきたいとは思えど中々うまくはいかないらしい。
溜息と共に肩を竦めて)
まぁ、嬉しいわ。是非とも来てちょうだい。
別に置いているのもお酒だけじゃないし気兼ねなく来てね。
ただうちの店のお客、男ばっかりだから…それで良いならだけど。
(懐から小さなカードを引っ張り出す。
ひょい、とそれを差し出した)
酒場のある場所の大まかな地図よ、『惑いの花酒亭』ってお店なの。
ただ迷いやすい場所だから……匂いを辿ってね。甘い花の香が漂う先にあるから。
(同じラサの獣種であれば問題なく辿り着けるだろう、と)
葡萄酒が美味しいところはジュースも葡萄も美味しいって決まってるものね。
うちは首都に近い方だけど乾燥が酷かったわ。
といっても一族揃って傭兵だし、あちこち飛び回ってたわ。ラダと一緒ね。
あんまり活動範囲が広くないから中々出会えないんだと思うの。
(横の繋がりは作っておきたいとは思えど中々うまくはいかないらしい。
溜息と共に肩を竦めて)
まぁ、嬉しいわ。是非とも来てちょうだい。
別に置いているのもお酒だけじゃないし気兼ねなく来てね。
ただうちの店のお客、男ばっかりだから…それで良いならだけど。
(懐から小さなカードを引っ張り出す。
ひょい、とそれを差し出した)
酒場のある場所の大まかな地図よ、『惑いの花酒亭』ってお店なの。
ただ迷いやすい場所だから……匂いを辿ってね。甘い花の香が漂う先にあるから。
(同じラサの獣種であれば問題なく辿り着けるだろう、と)
葡萄酒が美味しいところはジュースも葡萄も美味しいって決まってるものね。
うちは首都に近い方だけど乾燥が酷かったわ。
といっても一族揃って傭兵だし、あちこち飛び回ってたわ。ラダと一緒ね。
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その日の市は秋の恵みと冬の備えに沸いていた。
様々な作物に、ずらりと並ぶ肉類、近くの森で集めたろうベリー類がそこかしこに並んでいる。
いずれも新鮮なものから既に保存加工が済んでいるものまで様々だ。
近くの露店には、りんごの木の薪なども売られている。
他にも何か欲しいものがあるなら、探せば見つかるかもしれない。
そんな市の片隅に、買い物客向けの休憩所があった。
昨今、日を追う毎に風の冷たさが増しているからだろう。
座って休めるベンチの傍には火が焚かれ、予備の薪まで並べてある。
――これは、流石にりんごではないようだけれど。
ともあれ、時刻は市が始まって幾ばくかの頃合。
早々にやってきた客達は目当ての品を手に入れ家路につき、
遅れてやってきた客達は今まさに品々に目移りしている最中だ。
彼女は、早々にやってきた人間のうち一人だった。
ある程度の買い物は済ませたのだろう。
幾つかある包みは、ある物は木屑の詰まった箱にそっと入れ、ある物は袋にまとめて詰め込む。
いくらかの後、終わったのだろう。
ほっと一息つくとベンチに腰掛け、傍らに置いていた茶を飲みだした。