ギルドスレッド
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きりがくれ
(キノコの焼けるいいにおいが、ぼろきれの奥まで漂ってくる)
うぇ。
(いいにおいやあまかったり塩の味がするものを食べて、嬉しくなるかを問われているのだ、と思った。)
(霧の妖怪は食事を必要としないが、それを楽しむ。特に甘いものは楽しいものだ。)
……しょくじ。うぇ。
(袖の上でコロコロしながら、肯定するように首を振り)
(ぬいぐるみの顔の、二つの灯火の奥にキノコを押し込んだ。)
うぇ!
(しゃっくりみたいに首を振る。甘くてうまかった。)
うぇ。
(いいにおいやあまかったり塩の味がするものを食べて、嬉しくなるかを問われているのだ、と思った。)
(霧の妖怪は食事を必要としないが、それを楽しむ。特に甘いものは楽しいものだ。)
……しょくじ。うぇ。
(袖の上でコロコロしながら、肯定するように首を振り)
(ぬいぐるみの顔の、二つの灯火の奥にキノコを押し込んだ。)
うぇ!
(しゃっくりみたいに首を振る。甘くてうまかった。)
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おおよそ拳大から、大きなもので片手鍋程になるという。本体は赤く、大まかな卵型。表面は白い綿状の黴に厚く覆われる。上部に二、三の円錐形の突起を持ち、大きな個体ほど突起は長く、羊の角のように湾曲する。
幻想北部、光の乏しい湿った森に散見されるが、特に人間の遺体に群がり犇めく姿から、現地では『死人の白兎』『人喰い羊』とも呼ばれ不吉なものとされている。
炙って食うと甘くてうまい。
――――――ショーク・ドラーク著「絶対食べたい未知の味〜キノコ食べ歩き篇〜」より