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きりがくれ
(なんかでかい人間の手に生まれた光に)ピっ(逃げた。おとうさんを捨てて逃げた。)
……
(ちょっと離れた木立の後ろから、見る)
………………のうぇ………………
(白くてふわふわしていたりっぱなおとうさん。今や白い毛、否、黴部分は赤い傘に飴色に張り付いててかてかとしておいしそうであろう。キノコっぽい毛玉は思った。彼はもう、戻って来ないのだと――――)
……(自分の体にまだ残るキノコたち、彼らは守り抜く。毛玉は悲しみを乗り越え決意を新たにした)
……
(ちょっと離れた木立の後ろから、見る)
………………のうぇ………………
(白くてふわふわしていたりっぱなおとうさん。今や白い毛、否、黴部分は赤い傘に飴色に張り付いててかてかとしておいしそうであろう。キノコっぽい毛玉は思った。彼はもう、戻って来ないのだと――――)
……(自分の体にまだ残るキノコたち、彼らは守り抜く。毛玉は悲しみを乗り越え決意を新たにした)
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おおよそ拳大から、大きなもので片手鍋程になるという。本体は赤く、大まかな卵型。表面は白い綿状の黴に厚く覆われる。上部に二、三の円錐形の突起を持ち、大きな個体ほど突起は長く、羊の角のように湾曲する。
幻想北部、光の乏しい湿った森に散見されるが、特に人間の遺体に群がり犇めく姿から、現地では『死人の白兎』『人喰い羊』とも呼ばれ不吉なものとされている。
炙って食うと甘くてうまい。
――――――ショーク・ドラーク著「絶対食べたい未知の味〜キノコ食べ歩き篇〜」より