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ギルドスレッド

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人形の座る軒先

≪雨の降る夜に≫

≪とある雨降りの夜≫
≪彼女は傘を差し、屋敷の軒先に座っている≫
≪冷える、ということが分かるのか、傍にあるポットからは僅かに湯気が立ち上っている≫
≪時折雨の音に耳を傾けながら、彼女はのんびりと誰かの影を待つ≫

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はい。
すっかり消えてしまっているのなら、感じないことなのだと思うのですが…。
断片的に『そこに在った』と知っているからこそ、思い出せないことがもどかしいのです。
思い出の中で、嬉しかったのか、悲しかったのか、楽しかったのか…感情が、空白で。

メリット…ですか。
(数度瞬きをして)
…えぇ、それなら、良かった。
こういった気質なのかもしれませんが、無償というのはどうにも…心苦しい、もので。
互いに良いことがあるのなら、それが一番であると思います。
もし何かお手伝い出来ることがあれば、私に出来る事であれば、いくらでもお申し付けくださいね。

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