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旅一座【Leuchten】
(暫く生意気な小鳥を睨み付けていたが、やがてツン、と灰猫がそっぽを向いて)
「ふん。あなたを此処で嬲ってもいいのだけど。いいの?あたしに手間を取らせれば手間取らせるだけ銀の月の苦痛は長引くわよ。呪いはもう起爆したけれど、それでもあなたよりあたしの方が手を打てるのだから」
「ふん。あなたを此処で嬲ってもいいのだけど。いいの?あたしに手間を取らせれば手間取らせるだけ銀の月の苦痛は長引くわよ。呪いはもう起爆したけれど、それでもあなたよりあたしの方が手を打てるのだから」
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中は割と広く、シックなローテーブルに客をもてなす為のソファが真中に鎮座。
壁には本棚があり、混沌中で集められた音楽関係の本が置かれている。
淡い月光のさす窓辺には、いつも作曲をする為に置かれた机。その上には彼が人生を捧げ人生を謳うために書き記された音階だらけの羊皮紙と、夜空のように黒く、蒼く揺らめくインクが置かれている。
奥へ続く扉の先には、仮面が並べられた部屋。そして楽器が並べられた部屋がある。