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ギルドスレッド

旅一座【Leuchten】

【RP】団長室

【団長室】とミミズが這ったような字が書いた看板が貼ってあるレンガ造りの簡素な建物。

中は割と広く、シックなローテーブルに客をもてなす為のソファが真中に鎮座。
壁には本棚があり、混沌中で集められた音楽関係の本が置かれている。

淡い月光のさす窓辺には、いつも作曲をする為に置かれた机。その上には彼が人生を捧げ人生を謳うために書き記された音階だらけの羊皮紙と、夜空のように黒く、蒼く揺らめくインクが置かれている。

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団長、ヨタカ・アストラルノヴァと客人、武器商人のRP専用テントです。

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ん…商人には…何もかも…透けて…見えてそうな気がして…ならない…な…。(瞳を戻すと覗き込む商人の見えそうで見えない紫紺色の瞳を見つめて。俺はこの先この人の心の奥は読めないのだろう…とボヤりと見上げて。)
ヒヒ、視えるものしか見えんさ。……ねぇ。眼を見せてちょうだい?(くすくす。ソレが甘やかに笑い)
(果たして本当なのか…?少しの疑問を残しながら、商人に言われた通り、普段は隠している紅い右目を見せて。この声には逆らえない。別にそんな訳では無いのに、そんな気がしてならない。)
ーーうン。綺麗だねぇ。(右目の目元から目尻を、細い指先でなぞる用に。顔を近付け覗き込んだため、紫水晶の輝きに似た双眸を愉快げに細めて笑うソレがよく見えるだろう)
ん...それならば…商人の瞳のほうが…綺麗だろう…?(見上げた先にある、不思議な深みへ吸い込まれてしまいそうな瞳を見上げる。この宝石は、俺の中のなにを視ているのだろうか。)
我(アタシ)のトモダチ曰く、我(アタシ)は綺麗“らしい”けど、キミの方が綺麗だと思うよ?赤はこの世で最も優しい色だ。(けらり、けらり。機嫌がいいらしいソレの目は静かで、穏やかで、その状態が一層瞳の底の深さに拍車をかけている)
そう…だろうか…。俺の瞳は…血の色だと…穢れた色だと…言われ続けた…から…。(宝石のように怪しく光る目の前の瞳とその人の笑みは、また一層怪しく、一層綺麗だと思った。)
だって、その血はキミら生かすだろぅ?血がキミ達の下を去れば脆いキミ達は容易く死ぬ。(戯れるように目元から頬へ、そして首の動脈を指が滑る)此処を照らし暖める日も赤い。……然るに、赤はこの世で最も優しい色さ。
っ…。(指が辿り着く場に少し、息を飲み。ゾワリ、広がるそれは恐怖か、別の何かか。)温もりの…色…。
そうだよ、だから綺麗なのさ。(くすくすくす。白く、細い指先が生を握る感覚。だがソレの眼は依然甘やかで、毒の様であった)
し…商人……。(あぁ、この白い指先と毒のような甘さに絞め殺されるのだろうか…?そんな錯覚を背筋に感じながら…絞り出すように名を読んで。)
なぁに?(緩く小首を傾げて囁く)
…指…退けてはもらえないだろうか…。(いや、或いは…この人ならば俺を綺麗な星にしてくれるのでは…?そんなことを一瞬考てすぐ深くへとしまい込んだ。)
(くすくすくす……ソレは笑って、ぐるりと首を一周するように指を滑らせてから指を離す。見えない首輪をなぞる様な、そんな動作)
んん…擽ったい…から。(これは唯俺を遊んでいるだけなのか、それとも俺を飼っているぞと言う暗示なのか…やはりこの人は読めない。きっと一生読む事など不可能なのだろう、何処かでそう悟った。)
ヒヒ。期待する様な目をするから、つい?(けらり、けらりとからかう様な声音で)
んんん…期待って…何の…!?(首を摩りながら否定するが、いや…確かに星にしてくれるのでは…?と一瞬考えた自分が居たため、少し言葉に詰まる。)
可愛いねぇ、所有物(ヨタカ)。(愉快そうに元のソファへ座った)
んん…商人…からかい過ぎ…だ…。(一体なんだったのだろうか。自身の名を呼ぶ商人の揶揄うような、それでいてやはりどこか甘く響く声に1つ溜息をこぼして。)
ヒヒヒ、ごめんごめん。(悪びれもなく)
んんん…あ…そう言えば…プリン…。(そう言えば自分はプリンを食べていたのだった。半分程食べ終えたプリンに再び手をつけ出す。ふむ、やはり美味しい。)

そう言えば…他にも何か…用でもあったのだろうか……?(噂を聞いてプリンを持ってきてくれたと言って居たが目の前の人は言わずもがな客人だ。自分ばかり何かを食べて何も出さないのは失礼じゃかいか…!!スプーンを置いて茶でも入れようかと席を立とうと。)
いや、あるにはあったがもう済んでいるからね。問題ないさ。あァ無理にもてなす必要は無いよ。
んんっ…俺ばかり食べてばかりで…すまない…。(大半を食べ尽くしたプリンを見て、少し恥ずかしくなる。)
なに、キミと比べて然程食事を必要としない身だから気にすることはないさ。
ん…じゃあ…普段あまり食べない…?何か好きな食べ物とか…ないのか…?(最後の一口を食べ終えて。ごちそうさまと手を合わせて。ふむ、最後まで美味しかった…と唸り。)
好きな食べ物……(緩く首を傾げて)供されば口にするし美味だと感じるものもあるけど、好物となるとあまり意識した事ないね。
んん…そうなの…か…。(普段貰ってばかりなのでお返しになるものでも…と思い聞いてみたが好物はない、となるとふむ、何が1番喜ぶのか…と少しだけ考えている。)
そうだとも。(くすくすと愉快そうに、しかし嘘はない様子で首を緩く傾げたまま笑う)
…ふむ…ならば……他に欲しいものは……?(食べたいものがないなら欲しいものは流石にあるだろうと、なんと返事が来るものかと言う表情で商人を見る。)
無いよ?(食べ物の時以上に速い回答)
んんん…商人…は…物欲…ない…!?(俺は欲しいものが沢山あるのに…と驚いた顔で。)
仮に必要なものが出来ても、大抵は自分で用立て出来るからね。それでもまァーー手に入らないモノもあるけれど。
んん…それもそうか…商人…だしな…。
逆に手に入らない…モノって…?(聞いても良いのか…と恐る恐る伺う。)
ンー?(小さな笑みを浮かべて) ずっと一緒にいてくれるコはかなり稀少かなァーーなんてね。
………俺は…居るぞ…?商人の…一生分は…無理かも…しれないが…。(商人は俺よりも、ずっとずっと孤独を知っているだろう…それは途方もない時間なのだろうか。想像すると震えが止まらなくなりそうだ。)
そうだね、キミたちは儚いから。我(アタシ)の傍に置こうとするとあっという間に時間が尽きる。(へらり、と笑い)
……(今度はヨタカが立ち上がると、商人の前へ行き。何故か自分は今この人の頭を撫でるべきだと、そう思いそっと頭へ手のひらを載せようかと動く。)
……なんだぃ?(撫でようとするなら容易く撫でることが出来る。不思議そうに首を横へ傾げて見上げ)
…いや…何故か撫でたくなっただけさ…。(ソっとそのまま、銀色に光る髪の毛をゆっくり、子供をあやす様な、そんな手付きで撫でる。)
そうかぃ。(撫でるとさらさらと細い髪が指を抵抗無く通り過ぎていく)
……俺の命は儚い…。
それでも…この時代のこの世界に今…俺も商人も居る…。その間だけでも…こうやって…一緒に話したり…したいって思う…。(束になってすぐにスルりと落ちていく髪の毛を撫でながら、ゆっくり話して。)
ーーそうだね。我(アタシ)もそうさ。(その声は幾年も齢を重ねた老人の響きを持っていた)
ん…だから…そんなに寂しげに笑うな…。(相手から少し、感じ取れる感情は寂しさのように感じて。ゆっくりとゆっくりと、商人の頭を寂しくない、俺は此処に居るからと言うように撫でる。)
大丈夫さ。我(アタシ)はヒトリだけど、孤独ではないもの。(けら、けら)
ん…それなら良い…。(自分の考えは的外れだったかな…?笑う商人を見て、手を引っ込めようと。)
キミは我(アタシ)の所有物(ことり)なのだから、連れて行ってしまえばいい事だしね。(けらり)
んん…一体俺をどこへ連れてく気なんだ…。(商人の言葉に少しぎょっとする。凄いところへ連れてかれそうだな。)
……さァ、何処だと思う?世界の果てか、星海の彼方か、天宮の最上か……なに、冗談さ。人間が付いていくには辛い道行だ。どちらにせよ、磨耗して我(アタシ)の前から消えるなら、そんな旅路へは付いて来ない方がよかろ。
……連れて行かれるなら…あの天井の…星々が輝く…夜空に…行きたいが…どうやったって俺では商人のように何処かへ付いて行くにも…手間になってしまうな…。(幻想種のように長命であれば…もしくは人ならざる者にでもなれたなら…?いいや、原罪の呼び声に招かれることだけはしたくない、と首を横に振って。)
どこぞとも知れぬ魔種の声に応えて人間を辞めるくらいなら、我(アタシ)のコエに応えて人間を辞めてほしいもんだね。(けら、けら。まるで聴こえたかのような、冗談めかした声)

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