PandoraPartyProject

ギルドスレッド

旅一座【Leuchten】

【RP】寝室

団長室から繋がる階段の先にあるヨタカの寝室。
ベッドや観葉植物など、部屋に置いてあるものはほとんど無いに等しく。普段使っている様子はほぼ見られない。
唯、大きな出窓から見える夜空が好きなのか…周辺にはクッションと簡易的な毛布、五線譜の書かれた羊皮紙が置いてある。

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人であったものの……塊……。(そういう物だろうか、と零れるように呟き)
そう、塊。みんないっしょなら、寂しくないだろぅ?(くすくす)
寂しくないから…皆笑ってる……?(ベッドから商人の影をじっと見つめて)
カタチはいつでも欲しがるけどね。(ぽす、ぽす、と布団を軽く叩きながら)
ふぅん……。(形があればいいのに、そしたらこの人達も幸せになるだろうに……と思いながら見上げて)商人…貴方は……眠る…と言う行為はどう思う…?(商人も眠るのだろうか…と考えながら別の話を振り)
我(アタシ)にとっては旅や探し物のツールのひとつかナ。こう言うと我(アタシ)のトモダチはちゃんと人間しろって怒るけど。
夢を伝って普通では行けない場所に行くんだよ。
そう。時の流れも違うよ。一晩が、3日や50年に値することもある。
…面白い噺、冒険譚……一晩で見れる物語のような世界…か。……そんな世界を…どうすれば見れるようになる…?(見上げながら真剣に聞き)俺は…ここ数年、同じ夢しか見ない…。いつも、母に囚われて目が覚める…。大好きなはずの母なのに…恐ろしいと…恐怖する自分が嫌で……ならいっそ、夢など見ずに…夜空の星を見ている方がいい…。だから俺は…眠らない。
……そりゃそうだろうさ。だってソレ、キミのハハオヤじゃないんだし。
それが…嫌なんだ…!母と同じ形をした…紛い物……何で、ずっと俺の夢に巣食うんだ……。(出て行けば良いのに…そうすれば昔のように、母へと会いに行けるのに……と小さく呟いて。)
“そう”思うのなら、何でかなんて明白だと思うけどなァ……。(優しいコエでソレは笑って)
最初は物に頼ったり…人に頼ったりして…あらゆる方法で…悪夢を避ける努力をした…。でも…結果見るのは同じモノ……心が折れるのが先だった…。(枕に顔を埋めて。絞るように声を出して。)
物じゃあ難しいだろうなァ。人も、その異形の根源について言及したコはいたかぃ?
(首を横に振って)商人は…その根元が…何か…もう分かってる…?
視える範囲ではね。否、視えなくともそこまで根付くモノなら検討は付くだろう。初歩的なことさ、愛しい小鳥。
…!!なら、この悪夢を…断ち切って…!ずっと…このままは…辛い…!苦しい……。(跳ねるように起きて。乱れた髪から覗く紅と、紅に染まらぬ黄色が、濡れた瞳で真剣に、商人へとすがり付こうと。)

(小鳥の背後にまとわりつくは、母とは似ても似つかぬ異形のモノ。母を求め、子を求め、集まりあった母親だったモノの塊だ。時折「ワタシノコ…」「イトシイ…」と濁った声で愛を囁いている。)
ーー(異形に目を遣り)喰ってしまってもいいがね。対症療法に過ぎないだろうさ。また、他ならぬキミ自身がそのコを呼ぶ。やれ、我(アタシ)というモノがいながら憤慨ものの噺だ。カケラを持っていってしまってもいいが、どうもニンゲンはそれを好まない。なら、ふむーー対価をどうしたものか。
また…何か必要だろうか……?(不安そうな瞳で見つめて)
対価っていうのがキミたちのルールだろ?(縋り付く小鳥を見下ろして思案し)ンー……名前とか、声とか、思い出とか、魔力とか?(どれがいいかな、と首を傾げ)
………色…俺の瞳の"色"は…無理だろうか…。
紅を……忌み嫌われたこの紅を…。
丸ごとは兎も角、色かァ。…綺麗だけど、珍しいモノでも無いしね?(首を傾げ)
ん……そうか、それも…そう…か…。(何かと引き換え、それは甘い響だと思う反面、恐ろしく感じて。でも、日々囚われ暗闇に堕ちる感覚は更に怖くて。弱々しく首を横に振って長考し。)
手軽なのは魔力だが、ちょっと多めに貰わないと釣り合わないかナー。少なく済むのは……誰かとの思い出とか?(その顔を覗き込む様に)
思い…出……。(脳裏に過ぎるは家族と楽しく過ごしたあの日々で。)
ヒヒ。嫌ならそれこそーー我(アタシ)に魂でも捧げてみる?(弱々しい小鳥をまたベッドに寝かせる様に肩を押して。その上からチェシャ猫の様に笑ってソレが見下ろした)
たま、しい……。(目を見開いて、目の前で孤を描いて笑む人に、オウム返しする術しか持たぬ小鳥のように言葉を繰り返して。)
そうだよ、魂。悪魔の様に喰いはしないがね。(くすくす…)
喰うわけでも無ければ抜くわけでも無し、死にやしない。蛙に蝸牛、仔犬の尻尾を貰おうってだけさ。ヒヒヒヒヒ……。まぁ、楽にはなれるんじゃない?
(さらりと小鳥の前髪を分けようとしながら)
俺はそれで……楽に……?(頭の片隅では何かが警告するのに、楽になる。その一言はとてつもなく甘美に響いて。分けられた前髪から覗く双眸は、怪しく笑む目の前のヒトへ。)
(とろりとした笑みを浮かべて)自分のことで悩まなくてよくなるなら、それはとても楽なことじゃない?ねぇ?いいと思わない?
……でも、それで……楽になって……俺が失うものは……?自我…?存在…?(双眸は再び不安の色を称えて逸らされる)
いや、失くさないよ?(ことりとソレは首を傾げた)強いて言うなら…所有権?
所有、権……。その魂は…俺は…商人のものに…?
うン、そう。対価であり、キミの悪夢へ終止符を打つひとつの解でもある。
悪夢への……終止符…。それで、俺は悪夢を……夢の中で……母上に……?
逢えるかもしれないし、逢えないかもしれない。でも、逢えなかったとしても今よりは心穏やかだろうさ。因果が因果なのだし。
(正直、体と心は我慢の限界が来ていた。いつも苦しさで目が覚める思いは、自身の中であの時のまま生きる母に殺されるのは、もう嫌だ。)……(無言のまま、グッと手を伸ばして商人の服の袖を掴む。)
(ソレは、とろりと笑ってベッドの中に潜り込みながら)“この悪夢を断ち切って”。キミの望みを叶えよう。どうか、“信じてちょうだい、愛しいヨタカ”。
(ぶわりと溢れて止まらない涙と震えで視界が歪む。目の前に居るであろうそのヒトの顔さえ認識出来ない。)
大丈夫、大丈夫。愛してるからねぇ。(暖かい布団で自らの手を暖めて、小鳥の頭を抱える様に撫でようと)
(温かなヒトの温もりは、昔懐かしき温もりに似ていて。無意識に目の前の服を握る。)
安心をし。この世の誰もがキミを嫌ったとしても、我(アタシ)はキミの最期までキミを愛してるよ。だって、“キミは我(アタシ)のだもの”。

(ゆっくり撫でながら、ソレは言葉を紡ぐ)
んん……。(一つ一つ紡がれるそれは、自身を肯定してくれる言葉で。温かい何科が流れ込むようで。撫でられる感覚が心地よくて、普段は自身から拒否してやまぬ微睡みが訪れる。)
ん……でも…。(またあの夢を見たら、と半分夢に体を浸した状態で薄目を開けて)
“信じてちょうだい、ヨタカ” 。(謡う様に、ソレは言葉を紡ぐ)

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