こちらは『【偽シナ】黄金休暇』のプレイング送信スレッドになります。

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勤勉、それは素晴らしいものだ。私も常に心掛けていることではある。
だが、ゴリラといえど一個の生き物。戦い続けていては疲労もするし、いずれは動けなくもなる。
いざ必要なときに必要なパフォーマンスを引き出すためにも、適度な休息は必要ということだ。

ほう、なるほど黄金休暇。異界にはそのようなものもあるのか。面白い試みだな。皆で一斉に休めば、休むことに罪悪感を覚えるような者も休みやすかろう。
どれ、私も大きな依頼を済ませたところであることだし、しばし休息を取らせてもらうとしよう。


街の近くに、ちょうどよい森を見つけておいたのだ。
美しい泉のある森でな。様々な動植物たちが息づいている。生命溢れる場所なのだ。
数日の間そこで暮らし、故郷に思いをはせるのも悪くない……

まずは泉で水浴びだ。
美しく、冷たい水は私の体を清め、心を引き締めてくれる。
実は、この毛並みは密かな自慢なのだ。若い頃は多くのメスたちにアピールを……
……ウホン。
まあ、身だしなみはいつでも大切ということだ。


そして、森の中で食事を探す。
果実やキノコ、虫や鳥、小動物……
森に息づく命全てが、誰かの糧であり、命を育む要素なのだ。
命を奪うことは、命を育むこと。捕食者も、別の捕食者に食われ、生態系の頂点であろうといずれは死して森の糧となる。
私もいずれは、誰かの糧となるのだろう。だが、今はまだそのときではない。だから私は捕食者として、誰かの命を奪い、生命を保とう。命のサイクルをまわそう。


腹を満たせば、暖かい日差しを受けながら午睡を楽しもう。
木々や森の香り、獣臭、鳥や獣の鳴き声、虫の羽音……
森のすべてが、子守歌となって私を穏やかな眠りに誘うことだろう。

腹が減ったら、起きて再び食事だ。豊かな森の恵みは、私を決して飢えさせない。
もちろん、食べすぎ摂りすぎは厳禁だ。節度がなければ、早晩、森は枯れてしまう。それは命のサイクルを途切れさせる忌むべきことだ。

日が沈めば、睡眠だ。
木の上に寝床を定め、安全を確保して熟睡する。
街のベッドも悪くはないが、やはり私には木の上が性に合う。

さあ、夜が明けたらまた水浴びにいこう。