ギルドスレッド
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シャンバラの月
(言葉とは裏腹な素直な行動に和んだ)…ふふ、どうぞご遠慮なさらずに。俺に嫌々詰め込まれるより、麗しい乙女に食べられる方がパティシエも本望だと思いますよ……と、名乗らずに失礼を。俺はリュグナートと申します、お嬢さんのお名前をお聞きしても?(食べながらで構いませんよ、と手振りで示しながら)
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こんな物語の住人だったら楽しいしょうねと微笑む異母妹は、似たような境遇でありながら辿る道行きは余りに遠い。
きらきら輝く蜂蜜酒に硝子片が浮かび、
手間隙掛かった料理には里の知れない毒が潜む。
守らんとする善意を、時に嘲笑い、時に薙ぎ倒して迫る悪意に晒されて育った彼女の笑みは剣、装う無知は鎧そのもの。
そこには物語のような無垢な令嬢の物陰は見当たらない。
そんな自分とは違う戦場を歩む少女が溢した何気ない問い。
――ねえ、リュー兄様。、パイは、タルトは、パンケーキは、一体どんな味がするのですか?
無論、彼女とてそうした菓子を口にした事がないわけではない。
けれど、毒味を重ねられて届く甘味は、甘みは濁り、香りは微かなモノへと成り果てる。
どうしても美味しいと思えなくて、残してしまうの。
そう淋しく微笑う彼女の望みくらい、叶えてあげたいではないか。
意気込み、スイーツが美味しい喫茶店をリサーチにした結果、
「…何方か、一緒に食べては頂けませんか」
並んだ甘味にノックアウトされたシスコンが誕生したようである。
*****
(特定のかたを呼んでのRPスレ)
(〆はきりの良いところで適当に)